「戦国BASARA」や「機動戦士ガンダム」で出演された実力派声優の荒井勇樹さんや、
「そらのおとしもの」や「艦隊これくしょん -艦これ-」で一躍有名になった、可愛らしい容姿が魅力でもある野水伊織さんなど、
業界で著名な声優・声優タレントが多数所属するプロダクションエース。
「自分も、あの声優さんが所属しているプロダクションエースに入りたい!」
「自分の好きなアニメや外画に出演している声優の多いプロダクションエースに、興味がある!」
という方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そんなプロダクションエースの気になるオーディション情報、倍率や内容、評判についてまとめてみました。
それでは早速見ていきましょう!
目次
プロダクションエースってどんな事務所?
1993年に設立されたプロダクションエースは、声優やタレントの育成・マネジメントを行う声優事務所。
声優マネジメント部門である「プロダクションエース(事務所)」に加え、
声優養成部門の「プロダクションエース演技研究所」があることや、
日本初・小学一年生からのキッズを対象にした声優養成所「キッズ声優養成所 YOUボイス」があることでも注目されていますね。
所属している声優も、かなりの実力派揃い。
アニメ「スパイダーマン」や大人気ゲーム「戦国BASARA」、映画「テルマエ・ロマエⅡ」や「機動戦士ガンダムNT」にて声の出演をされた荒井勇樹(あらいゆうき)さんや、
https://twitter.com/yuki_arai_va/status/1131781054543437825?s=20
大人気ドラマの韓国版「ドラゴン桜」や映画「「新しい人生のはじめかた」、またお茶の間の定番アニメ「サザエさん」の40周年スペシャルにも出演された榊原奈緒子(さかきばらなおこ)さんなど、
(出典:プロダクション・エース)
大物声優が多数所属されています。
また事務所設立にあたって、
大手声優養成所の「アミューズメントメディア総合学院(通称AMG)」に加え、本やアニメ・映画の製作を手がける「角川プロダクション(現・株式会社KADOKAWA)」が出資していることもあり、角川系列の案件も多くあるようです。
幅広く様々なジャンルの作品に出演したい方にとっては、あまり向いているとは言えないかもしれませんが、
・声優の基本から教えてもらいたい
・角川作品に出演したい
という方にとっては、魅力的な事務所であると言えるでしょう。
プロダクションエースのオーディション倍率
人気俳優が多く所属する、プロダクションエース。
「私も、憧れの声優がいるプロダクションエースに入りたい!」
「自分もプロダクションエースに入り、実力をつけて活躍できるようになりたい!」
という方も多いのではないでしょうか。
プロダクションエース演技研究所では、次の2つのオーディション、
・入所オーディション(プロダクションエース演技研究所へ入所したい人のためのオーディション)
・実力査定オーディション(既にプロダクションエース演技研究所に所属している人が、進級をかけて参加するオーディション)
があります。
(出典:プロダクションエース)
流れとしては、
最初に入所オーディションを受け、合格すると本科に所属(優秀者は本科を"飛び級"し、いきなり「研修科」スタートとなることもあるようです)。
年に2回行われる実力査定オーディションを突破することで、上の科へ進級していき、晴れて「声優」としてプロダクションエース事務所へ所属となるようですね。
「入所オーディション」と「実力査定オーディション」、倍率はそれぞれどれぐらいなのか、早速見ていきましょう。
入所オーディションの倍率
入学シーズンである春に合わせて開催されることが多い、プロダクションエース演技研究所の入所オーディション。
また年度によっては、秋〜冬の時期にも追加で行われることもあるようです。
応募人数や合格人数などの詳細なデータは公開されていないため、あくまで推測となってしまいますが、
例えば「俳協ボイス」などの声優事務所は過去の倍率が3倍、また人気沸騰中の「プロフィット」声優事務所では20倍ほどと言われています。
ですので、同様にプロダクション・エース演技研究所の入所倍率も数倍〜数十倍と考えることができます。
実力査定オーディションの倍率
本科・研修科に所属する生徒を対象に、進級をかけて行われる実力査定オーディション。
「オーディション受験者のうち何名が合格する」ということでもありませんし、個人の実力次第であるところも大きいため、データとして倍率を出すことは難しいかもしれません。
ただし、「1クラスは30人で、全部で9クラスある」との声もありますので、オーディション受験者の人数も、単純に考えても270人とかなり多め。
その中から優れた技量を披露し、上級クラスへ上がれるほどの実力を認めてもらうのは、やはり一筋縄ではいかないでしょう。
ただし、進級オーデイションは年に1回しかチャンスがない声優事務所も多いようですので、2回もチャンスがあるだけありがたいと思うべきなのかもしれませんね。
プロダクションエースのオーディション内容
1次審査:書類選考
どのプロダクションでも共通。一番最初は書類審査での選考です。
公式サイトの申し込みフォームから、下記のような必要事項を記入して送付しましょう。
・名前
・性別
・年齢
・居住地域
・電話番号
・メールアドレス
・最終学歴
・所属している事務所や養成所(他にあれば)
・オーディション受験動機・自己PR
一番注力すべきであるのは、もちろん最後の部分である「オーディション受験動機」と「自己PR」です。
・なぜオーディションを受けようと思ったのか
・なぜ声優を志望するのか
・将来はどのような声優になっていたいのか
・声優養成所の中でもなぜプロダクションエースを志望するのか
など、将来をしっかりと見据えて考えているという事実に加え、あなたの熱量が伝わるようなものが理想です。
上記に加え、あなたの長所や、役立つスキルなどがあればそれらも忘れずに書くようにしましょう。
2次審査:実技・面接
無事に1次審査を突破できたら、次はいよいよ面接官と対面し、面接および実技となります。
詳細な内容は合格者のみに知らされることとなっていますが、おそらく台詞や朗読などの内容であることが想定されます。
1次の書類で記載した申し込みフォームを元に、より突っ込んだ内容が聞かれることになりますので、
「なぜ声優を目指すのか?」という、ある種普遍的な問いに対する自分なりの答えを、明確にしておくようにしましょう。
また、台詞や朗読は、本番でいかに実力が発揮できるかにかかっています。
いくら100%練習してで臨んだとしても、本番では普段の実力の60%しか出ないというデータもあるぐらい。
どうしてもプロダクションエースに行きたいのであれば、
「もうこれで落ちても、後悔しない」
と自信を持って言えるぐらい、何度も何度も練習を重ね、完璧にしておきましょう。
プロダクションエースの評判
さて、ここまでプロダクションエースのオーディション倍率、および内容を見てきました。
より興味が湧いた方も多いと思いますが、果たして養成所の実際の評判はどうなのでしょうか。
よくある良い評判・悪い評判ごとにまとめてみました。
プロダクションエースの良い評判
プロダクションエースの良い評判として、
・習熟度別に用意された豊富なレッスン
・切磋琢磨しあえる仲間の存在
・現場経験が豊富な豪華講師陣
などが挙げられます。
台本演技、アフレコ、トークパフォーマンス、ヴォイスサンプル収録などの内容豊富なレッスンは、基礎編・実践編とレベル別に分けられているものも多く、それぞれのペースでしっかりと進めていけるようにカリキュラムが組まれています。
(出典:プロダクションエース 研究科カリキュラム)
また1クラスは最大人数が30人と、本当の学校のような雰囲気。
上手く出来ないところは教えあったり、進級をかけたオーディションでは皆それぞれに心血注いで取り組みます。
声優という同じ目標を持った仲間同士で切磋琢磨しあえることは、プロダクションエースのような大手声優養成所の大きな魅力と言えるでしょう。
さらに、講師は長く現場で携わってきた、経験豊かな面々ばかり。
今も現役で活躍されている映画監督・音響監督から、代表作を持っているほどの実力派声優・俳優・ナレーター、ひいてはステージパフォーマーまで。
他では決して教えてもらえないような、貴重な時間になること間違いありません。
(出典:プロダクションエース 講師紹介)
プロダクションエースの悪い評判
プロダクションエースでよく聞く悪い評判として、
・ライバルが多すぎる
・選抜クラスに行かないと、活躍の機会が減る
などが挙げられます。
ですが、これらは何もプロダクションエースに限ったことではなく、どの養成所でも同じことが言えます。
確かに生徒数が多い分、ライバルが多いように見えてしまうかもしれませんが、声優を目指すということはそういうこと。
例え、もっと生徒数の少ない養成所に入所していたとしても、業界全体で見ると声優志望の数は変わらないはずですし、そもそも声優というのは実力が全て。ライバル云々の話ではありません。
また、「選抜クラスに行かないと活躍の機会が減る」というのは、言ってしまえば当たり前のことですよね。
まだ基礎が出来ていない状態で下手に出演などしてしまい、もし失敗してしまったら。デビューすらしてないのに、声優生命が絶たれてしまうことになります。
そんなことは、絶対に避けたい事態ですよね。
裏を返せば、それだけしっかりと基礎から磨いてくれる養成所ということでもあるので、上ばかり見てため息をつくのではなく、足元から着実に固めていきましょう。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
プロダクションエースのオーディション倍率、オーディション内容、そして養成所の評判についてご紹介しました。
<本記事のまとめ>
・プロダクションエースは、大物俳優が多数所属する声優養成所・事務所であり、角川系列の案件も多い
・オーディション倍率や応募総数は公開されていないが、入所オーディションの倍率はおそらく数倍〜数十倍
・オーディション内容は、1次選考は書類審査、2次審査は面接および実技
・養成所の良い評判としては、豊富なレッスン内容や切磋琢磨しあえる仲間、経験豊かな講師陣などがある
・養成所の悪い評判としては、ライバルが多いこと、上のクラスに行かないと仕事がもらえないことなど。ただし、これに関してはプロダクションエースに限らず、どの養成所でも同じことが言える
オーディションは春開校の時期以外に秋〜冬にかけても実施されているようですので、気になる方はオーディション情報をこまめにチェックするようにしましょう。