人気声優、平松広和さんが運営する、声優事務所ガジェットリンクの養成所への入所を、検討したことはありますか?
実績のある声優が代表を務めているため、興味を持つ人が多い一方、比較的新しい事務所のため、情報があまりなく、入所して良いのかどうか、迷ってしまう人も多いです。
今回は、ガジェットリンク附属養成所の費用・評判・預かり所属の仕組みについて解説していきます。
この記事を読むと次のことが分かります。
ポイント
・ガジェットリンク附属養成所にかかる費用
・ガジェットリンク附属養成所の良い評判・悪い評判
・ガジェットリンクにおける預かり所属の仕組み
・ガジェットリンク附属養成所へ入所しても良いのかどうか
それでは、解説していきます。
目次
ガジェットリンク附属養成所の費用は?
入所を考えたときに、最初に気になるのは、費用が、どのくらいかかるのかですよね。
まずは、ガジェットリンク附属養成所に入所した場合にかかる、費用を確認しておきます。
主にかかる費用は次の通りです。
受験料 1,000円(受験時のみ)
入所金 15万円(初年度のみ)
レッスン料 24万円(年間)
合計 39万1000円(初年度)
※ 費用はすべて税別
初年度にかかる費用として、高いか安いかで言われれば、高い方です。
ただ、その原因は、入所金が高いからなので、2年目以降は、逆に安くなります。
長期的に通うとなると、費用面は良心的と言えます。
「レッスン料以外に、費用がかかることはないの?」
養成所によっては、授業料とは別に、スタジオ使用料などの費用が発生する場合がありますが、ガジェットリンク附属養成所の場合、別途の料金が発生することは、ほとんどないようです。
費用が明確なのは、安心できるポイントです。
分割払い制度がない
ただ、残念ながら、入所金・レッスン料共に、一括納入のみの対応なので、分割で支払うことはできません。
入所を検討する際は、まとまったお金を準備しておく必要があります。
また、返金制度もないので、途中でやめることもできません。
「途中で入所試験に合格した場合はどうなるの?」
コースによっては、半年に一回入所試験があり、合格すれば「準所属」として事務所に所属することができます。(準所属に関しては後ほど詳しく解説します。)
しかし、この場合も、返金になるのではなく、残りのレッスンも受講することになります。
分割制度・返金制度がないのは、ちょっと残念なところです。
ガジェットリンク 附属養成所3つの悪い評判
費用が分かれば、次に気になるのは、その養成所の評判だと思います。
ガジェットリンク附属養成所の場合、評判自体は少ないのですが、その中にも、気になる評判がいくつか、あります。
良い評判としては、
・デビューチャンスが多い
・少人数制のレッスンを受けることができる
といったものが挙げられます。
ただ、こういった評判は、ホームページなどでも、既に公表されています。
入所する上で、気になるのは、悪い評判だと思います。
ここでは、悪い評判について、詳しくみていきます。
悪い評判については、次の3つがあります。
・初心者コースには土日レッスンがない。また、授業日程は1年間変更できない
・ストレートに言われる
・返金制度がない
それぞれ詳しく解説していきます。
初心者コースには土日レッスンがない。また、授業日程は1年間変更できない
レッスンは少人数制で魅力的だと思うのですが、過去に経験がないと、平日コースしか受講できません。そして、レッスンの振替も無理と言われました。僕は社会人で、仕事も忙しいですので、ガジェットリンクでは、通い続けるのは無理だと判断し、別の養成所を探すことにしました。(20代/男性)
ガジェットリンク附属養成所には、完全な初心者が入所するためのコースがあります。
ただ、このコースには土日レッスンがなく、平日の昼か夜の受講となります。
また、一度決めた曜日と時間は、年間を通して、変更することができません。
社会人で、シフト制の勤務をしている場合や、残業が多い人にとっては、不親切なシステムと言えます。
ストレートに言われる
とにかく厳しい!そこまで厳しくしなくても良いのに・・・。私は昔から褒められて伸びるタイプだったので、毎週のレッスンが辛くなってしまい、通うのを辞めてしまいました。でも、レッスン料は返ってきません。最悪です。(10代/女性)
ガジェットリンク附属養成所のレッスンは、かなり厳しく、叱られたり、ダメ出しをされたりすることが、多いようです。
昔と違い、今の日本の教育制度は、どちらかというと、褒めて伸ばす傾向にあるので、怒られてしまうと、やる気をなくしてしまう人も多いです。
結果として、声優を目指すことを諦めてしまう人もいます。
ただ、これに関しては、公式ツイッターにもハッキリと記載があります。
https://twitter.com/gadget_school/status/1200404791874088960?s=20
また、声優業界は、厳しい世界ですので、活躍するためには、競争を勝ち抜く必要があります。
つまり、厳しさは「声優になってほしい」という、愛情の裏返しと言えるでしょう。
本気で声優を目指したいのであれば、むしろメリットである、と言うこともできます。
返金制度がない
自分の都合でやめるのであればまだしも、入所審査に途中で合格しても、支払ったレッスン料に関しては返ってこないのは、理解できません。説明会などに参加して、レッスン内容などは、とても魅力的に感じたので、本当に残念です。(20代/女性)
先ほども説明しましたが、やはり、レッスン料の返金が一切ないのは、マイナスポイントとしては、大きいようで、それを理由に入所をやめた、という声も多く聞こえてきました。
お金に関しては、シビアに見る人が多いので、これが悪い評判になってしまうのは、仕方ないと思います。
ガジェットリンクの預かり所属はちょっと特殊!?
養成所でレッスンを受けた後、どれくらいの人が、事務所に所属しているのかどうかも、気になるところだと思います。
結論としては、ガジェットリンクは比較的、事務所に所属できる割合は高い、と言われています。
実際、そういった報告をよく見ます。
https://twitter.com/shiho_piyo2/status/1118081680575614976?s=20
「つまり、ガジェットリンクは他の養成所よりも声優になりやすいってこと?」
所属しやすい=声優になりやすい、と思ってしまいますが、残念ながらカラクリがあります。
そもそも、養成所などでレッスンを受けた後、事務所のオーディションに合格した場合は、預かり所属として、事務所に所属するのが一般的です。
ガジェットリンクに関しても、そこは同じです。
ただ、一般的な事務所の場合、預かり所属になれば、ギャラは安いですが、それなりに仕事をこなしながら、スキルアップを目指します。
それに対して、ガジェットリンクの場合、預かり所属と言っても、仕事はあまりなく、さらにハイレベルなレッスンを受けることが、メインとなります。
https://twitter.com/Fender_T028613/status/922704053359886337?s=20
レッスンがメインですので、事務所のホームページには、名前が記載されていません。
そして、残念なことに、預かり所属になった場合も、レッスン料が発生します。
ガジェットリンクの場合、本格的に仕事ができるようになるのは「準所属」から、と思っておいてください。
ガジェットリンクは準所属になりやすいの?
預かり所属には、比較的なりやすい、ということが分かりましたが、では、「預かり所属」から「準所属」になるのはどうでしょうか?
結論としては、準所属にはなりにくいと言えます。
その理由は2つあります。
・準所属になれた、という報告が、預かり所属に比べて少ない。
・ガジェットリンク所属の声優が少なすぎる。
預かり所属の報告は、SNSで毎年見ますが、準所属になれたという報告は、あまり見ません。
「禁止されているのでは?」と思うかもしれませんが、そういうわけではないようです。
【ご報告】先月、試験に合格しまして、本日からガジェットリンクの準所属になりました。
弱い私を支えてくださる皆さんの力あってこそでした。本当に、ありがとうございます。
まだまだ未熟な私ですが、少しでも多くの活躍を皆さんにお届け出来るように頑張ります!
これからもよろしくお願いします!— あべれいな (@reinya_28) April 1, 2018
また、ガジェットリンクに所属している声優は、代表の平松広和さんを含めても、20名程度です。
ホームページのQ&Aには、毎年預かり所属の1割程度が準所属になっていると、記載がありますが、もし、毎年一定の人数が準所属になっているのであれば、もう少し所属声優が多いのではないかと、思います。
以上のことから考えても、準所属になるのは、預かり所属になる以上に審査が厳しく、難しいのではないかと、想定することができます。
「簡単に声優になれる」といった甘い話はない、ということです。
ガジェットリンク附属養成所に入所しても良いのはこんな人!
ここまで、ガジェットリンク附属養成所について、解説していきました。
「結局、ガジェットリンク附属養成所へ入所しても問題ないの?」
最後に気になるのは、やはり、入所しても良いのかどうかですよね。
総合的に判断して、次のような人であれば入所しても、問題ありません。
・声優のレッスン経験が1年以上ある。
・正社員として勤務していない人。
・厳しいレッスンでも問題ない人。
システム的に、完全な初心者や社会人にとっては、通い続けるのは難しいと思います。
また、レッスンが厳しいのは、ほぼ間違いないので、怒られるのが嫌な人は、最初から別の養成所への入所を検討してみてください。
養成所としては、十分声優を目指すことができる場所です。
条件に合う人であれば、積極的に入所を検討して、問題ありません。
「実際に見学に行ってみたい」「詳しい資料を見てみたい」という場合には、公式ホームページより、体験レッスンの申し込みや、資料請求をおこなうことができます。
詳しくは、下記リンクをご確認ください。
まとめ
https://www.instagram.com/p/Bj09RfDAVjM/?utm_source=ig_web_copy_link
今回は、ガジェットリンク附属養成所の費用・評判・預かり所属の仕組みについて解説していきました。
もう一度整理すると、
・ガジェットリンク附属養成所の費用は、短期的には高めだが、長期的に見れば安い。
・ガジェットリンク附属養成所はレッスンが厳しめ。ただし、チャンスはもらえる。
・ガジェットリンクは、預かり所属の場合も、レッスンが中心となり、レッスン料もかかる。
となります。
平松広和さんの元で、声優を目指してみたいと思うのであれば、是非入所を検討してみてください。