将来、アニメや漫画に携わる仕事をしたいけど、どこの学校に行くのがいいのか、いろんな学校があって迷いますよね。
私も、大学を決める際に、どの学校に行けば自分のやりたいことができるのか、非常に悩みました。
今回は、大阪アニメーションカレッジ専門学校の学費や入試、評判を紹介します。学校を決める際の参考になればと思います。
目次
大阪アニメーションカレッジ専門学校はどんな学校なのか
コースは全9コースあり、声優・アニメーション・漫画イラストの3つの学科の中で、細かくコース分けされているため、自分の夢が明確に決まっている方には、選択しやすい学校といえますね。
声優学科 | アニメーション学科 | マンガ・イラスト学科 |
アニメ声優コース | アニメプロデュースコース【3年制】 | 総合コミックコース【3年制】 |
アニソン声優コース | アニメーターコース | ストーリーコミックコース |
声優アクターズコース | CGアニメーションコース | キャラクターデザインコース |
各学科の特徴を簡単にまとめました。
声優学科
声優の基本となる、基礎体力・リズム感・呼吸法から、ダンスレッスンやモデルレッスンまで声優業に関して幅広く学ぶことができます。
舞台発表のために学内ホールが完備されており、学校に業界の方々を招き、校内オーディションなども行われます。
アニメーション学科
アニメーターとして最低限必要なスキルを身に付けるため、デッサンを主として学び、アナログとデジタル両方の技術を学ぶことができます。
また、プロと仕事ができる産学協同特別授業、プロと同じようにアニメーション制作を1から行う卒業制作などがあり、より実践に近いものを学べます。
マンガ・イラスト学科
ひと目でキャラクターの性格までわかるような描き方や、作者の意図が伝わるようなストーリーを作れるようになるため、喜怒哀楽やしぐさ、効果的な演出など漫画やイラストを描く上で重要なスキルを専念して学ぶことができます。
有名コミック誌の編集担当をお呼びし、自分の漫画を見てもらうこともでき、在学中に漫画家としてデビューする機会もあります。
大阪アニメーションカレッジ専門学校の学費について
学費に関しては、学生も親御さんも気になりますよね。
私も家計が決して裕福でなかったため、親の負担にならないようにと学費の安い学校を調べたり、奨学金を支援してもらうか考えたりと、頭を悩ませました。
しかし、2020年から大阪アニメーションカレッジ専門学校が返す必要のない奨学金(給付型奨学金)の対象校となったため、お金の問題も解消できます。
それでは、その制度も含めて大阪アニメーションカレッジ専門学校の学費を紹介していきます。
大阪アニメーションカレッジ専門学校の学費
まず初めに、大阪アニメーションカレッジ専門学校の2年間の学費は、
約263万円 + 教材費(10万~17万)
1年次:1,350,000円( 入学費 + 学費・実習費 + 教育充実費)
2年次:1,282,000円(卒業準備費 + 学費・実習費 + 教育充実費)
となり、他の同分野の専門学校は、230万円~250万円程度ですので、比較すると学費は高い学校となります。
※学費に関してより詳しく知りたい方は、以下のHPより確認できます。
https://www.osaka-anime.jp/gansyo/expenses.html
学費無償化
そして、先ほど申し上げた奨学金の制度が、2020年4月より実施される学費無償化の制度です。
これにより、授業料の免除やまたは減額や、奨学金の支給により学費の3分の1や3分の2の金額を奨学金で補うことも可能です。
対象となる学生の条件は、
- 明確な進路意識を持つ
- 高校の成績優秀者
- 世帯収入(両親・本人・その他家族の合計の収入)が基準以下の学生(基準は家族構成によって異なる)
支援を受けられる金額は、世帯収入や、自宅から通うのか、一人暮らしなのかなどによって異なるため、詳しい内容については下記のHPを参照してください。
大阪アニメーションカレッジ専門学校の入試
大阪アニメーションカレッジ専門学校は、書類選考のみ、または面接と書類選考で合否が決まります。倍率もそれほど高くなく、入試で落とされるということは、ほとんどないと考えてもいいでしょう。
入試の種類は4種類あり、それぞれの内容を記載します。
AO入試
ほかの入試方法に比べて、より早く進路を決定できる入試方法です。そのため、締め切りもほかの入試方法に比べて早いので注意が必要です。
AO入試は、書類選考と面接試験にて、大阪アニメーションカレッジ専門学校に対する入学意欲ややる気を評価します。
学校推薦入試
アニメーション・芸術分野に興味があり、卒業(見込)校学校長などの推薦を受けた方のみ対象で、書類選考のみ行われます。
特別推薦入試
特別推薦入試は、大阪アニメーションカレッジ専門学校のオープンキャンパスに参加し、「入学パスポート」を取得された方が対象であり、入試は書類選考のみです。
入学パスポートは、オープンキャンパスの際、希望者を対象に面談を行い、目標意識ややる気を認められた方に発行されるパスポートです。
一般入試
書類選考及び面接で合否が決まります。
大阪アニメーションカレッジ専門学校の評判について
総合的な評判としては、アニメ・芸術系の専門学校の中では、非常に高くわけでも、低いわけでもなく、中の上くらいの評判です。
代表的な評判として多かったものを紹介します。
良い点
- 施設が充実している。
- 駅から近い。
- プロの方が来る機会が多く、講習やトークショーが頻繁に行われる。
悪い点
- 先生の指導が厳しい。
- 学費が高い。
就職について
就職に関しては、評判のばらける部分でした。
学内でオーディションが行われ、様々な事務所から来ていただけるため、評価してもらえる機会は多いものの、就職のガイダンスやサポート面では少し放置気味との声もあります。
卒業後、プロダクションや養成所などを希望する場合は、きっちりサポートを受けられるので、就職先によってサポートの手厚さが変わるようです。
これらが大阪アニメーションカレッジ専門学校の評判でした。概ね良い評判が多いと言えるのではないでしょうか。
現場で働いている講師が多く、実際の現場の雰囲気なども詳しく聞けて、自分の夢や目標を実現している人から聞くことで、比較的やる気を維持しやすい環境ではないかと思います。
また、大阪アニメーションカレッジ専門学校は、機材や施設環境も豊富に取り揃えており、始業時間前や放課後は無料で貸し出しも行っているため、自分のやりたいことを我慢せずにできる、環境でもあります。
まとめ
大阪アニメーションカレッジ専門学校は、
- 声優・アニメーション・漫画イラストを学べる専門学校
- 学費は同じ分野の専門学校に比べて少し高いが、給付型奨学金をうまく使えば、安くなる。
- 入試は、面接と書類選考で決まる。(書類選考のみの入試もある)
- 評判は、中の上といったところ。現役の現場で働く先生も多く、機材なども豊富。しかし、就職面では一部不満の声もあり。