「赤ちゃんモデルの面接ってどんなことを聞かれるの?」
「赤ちゃんや親はどんな服装でいけばいいの?」
かわいい我が子が無事に書類選考が受かって喜んでいる間もなく、次は面接が待っています。
親御さん自身が今まで受けてきた面接と違い、今回の主役は赤ちゃんです。これまで経験したことがない面接に、どんな準備をしていいか分からず、大きなプレッシャーを感じている人も多いことでしょう。
今回は面接を突破するためのポイントをまとめてみました。
目次
面接のポイント
事務所にもよりますが面接は、個人と審査員でやる場合と、約5人ぐらいのグループ面接でやる場合があります。
どちらの面接であっても共通して役に立つポイントとして、
面接での質疑応答
赤ちゃんの服装
親の服装
その他にも気を付ける点
これらについて説明していきます。
ここで大事なことは、面接で審査員は赤ちゃんの魅力や個性などを見ることはもちろんですが、それと同じくらい親であるあなたのことを見ています。
面接での質問に対する答え方や服装、そしてそれ以外の時間での振る舞いまでもが、審査対象になり赤ちゃんの合否を左右します。
まずは面接時の質疑応答から見ていきましょう
面接での質疑応答
面接では様々な質問がされると思いますが、その中でも特にこれは聞かれる可能性が高いというものをピックアップしました。
なお、グループ面接の場合は一人一人に質問していかないといけないので、一つの質問に答える時間が約5分ぐらいと短いです。なので、面接前に家族でシミュレーションなど練習することをおすすめします。
特に面接時に聞かれる可能性が高い質問は、
- 志望動機
- 赤ちゃんのPR
- 赤ちゃんの現在の発育について
- 赤ちゃんの性格や普段の行動
- 赤ちゃんの長所、短所
です。
これらの質問にどう答えるべきかを詳細を含めて紹介していきます。
志望動機
書類選考時にも書いたでしょうが、面接でも改めて聞かれるでしょう。
「可愛いから周りの人たちにも見てもらいたいから応募した。」
「この子がモデルデビューしたら周りのママ友に自慢できる。」
「思い出作りにちょうどいいと思った。」
というのが本音の人もいらっしゃるでしょうが、それではいけません。何よりも大事なことは、赤ちゃん自身のとってプラスになるということを答えることです。ただ単に自分の欲求を満たすためでは審査員は親に対して不信感を抱きかねません。そうなってしまうとどんなに赤ちゃんに魅力があったとしても、合格することは一気に困難なものになります。
我が子にどんな魅力を感じて応募を決意したかはもちろん、応募した事務所の赤ちゃんモデルに対するサポート面が充実している、社会的な活動の実績などをしっかりと答えて、ここでしかできない貴重な体験をすることによって、赤ちゃんの人生にとってプラスになるということを熱意も持って話していきましょう。
赤ちゃんのPR
こちらも必ずされる質問です。
「笑顔がどの赤ちゃんよりも可愛い。」
など見た目をどんどんアピールしたい人もいらっしゃるでしょう。見た目ももちろん大事ですが、ここでは赤ちゃんが何ができるかなどをアピールしていきましょう。
例えば、周りに知らない人が大勢いてもぐずらないや、機嫌良く笑顔でいられるなどアピールできたら素晴らしいですね。
実際の撮影現場には大勢のスタッフやカメラがあり、それらが一斉に赤ちゃんに注目されます。こんな場面は一般的な赤ちゃんなら思わず泣いてしまうようなものですが、事務所が求めているのは、この時にぐずらずに笑顔を振りまけることができる赤ちゃんでしょう。
言葉が通じる子供や大人と違って、赤ちゃんは常にこちらが望んだように行動してくれるとは限りません。当然ですが、撮影に使える時間は限られています。撮影時には周りのスタッフもサポートをしてくれますが、いつまでもぐずついている赤ちゃんでは撮影が困難になります。
そういった手間が省け、スムーズに撮影ができるイメージを審査員ができるように、意識して話していきましょう。
赤ちゃんの現在の発育について
赤ちゃんの発育状況も重要な点です。
撮影時には様々な行動や見た目が赤ちゃんに求められます。元気よくハイハイはできるか、しっかりと歩くことができるか、商品のイメージにあった体格や肉付きをしているかなど、撮影内容によって要求される行動ができるかは非常に重要です。
普段食べているものは何かと聞かれることもありますが、これも同様です。食品関係のモデル撮影なら何を食べることができるか、何が好きな食べ物なのかを把握していなければいけません。もし、嫌いな食べ物で撮影となったら、赤ちゃんが笑顔で食べるのはまず不可能でしょう。
普段の生活で赤ちゃんのできる行動や好きな食べ物、そして嫌いな食べ物については聞かれてもはっきり答えられるように、しっかり把握して面接に臨みましょう。
教育方針(将来の展望)
これは赤ちゃんのことよりも、親であるあなたのことを知りたい質問だと思いましょう。
我が子に将来どんな人間になって欲しいか、そして、そのために日常生活の中で何をしているかなどを具体的に話しましょう。教育方針をきちんと答えることができれば、審査員にとって、
「この親御さんは信頼できそうだ。」
と思ってもらえるでしょう。当然のことですが、赤ちゃんモデルの仕事を円滑に進めるためには、親であるあなたの協力が必要不可欠です。信頼できる人と仕事をしていきたいと思うのは誰でも一緒でしょう。
そのために大事なのは、赤ちゃんの個性を大事にし魅力的な部分を伸ばしていくことを熱意を持って話すことです。審査する側に、あなたが信頼できる親御さんであることを分かってもらえるようにしましょう。
赤ちゃんの性格や普段の行動
モデルとしてデビューしたら、赤ちゃんは今まで体験したことのない環境で、これまでとは比較にならない程のたくさんの知らない人と関わることになります。そのような環境で赤ちゃんがちゃんと対応することができるのかを、審査員は日常生活での飾らない自然体の赤ちゃんの様子を通して知りたいのです。
両親やそれ以外の周囲の人たちといる時はどういった反応をするのか、もし泣いてしまった時はどうすれば泣き止むのか、どんなオモチャで遊ぶのが好きなのか、など誇張はすることなく、具体的なエピソードなども交えて話しましょう。
そして、赤ちゃんが何をしている時が一番魅力的なのか、などのいい部分もしっかりアピールとしていきましょう。
赤ちゃんの長所、短所
やはり、元気がある、好奇心旺盛、人見知りしないなどを長所としてあげれたらいいですね。赤ちゃんモデルに求められるのはイキイキとした笑顔を求められることが大半でしょう。普段の生活時のエピソードなどを元にして、それができる赤ちゃんだということを審査員にイメージできるように話していきましょう。
短所に関しても、
「はじめは知らない人に会ったら、すぐに泣いてしまう子ですが、お気に入りのオモチャを渡してもらったら、すぐに泣き止んでなついてきます。」
など、ただ短所を言うのではなく、それをどうしたら克服できたかなどをポジティブな印象を持ってもらえるようにしましょう。もしまだ克服できていなくても、今後どうしていくかなど前向きな姿勢であることをアピールしていきましょう。
赤ちゃんの服装
面接の主役である赤ちゃんにはどんな服装をさせたらいいでしょうか。親としては他の赤ちゃんよりも目立つようにしたいという気持ちも湧いてくるでしょう。それでつい、普段はしないようなおめかしをしてしまいそうです。
ですが、そういった気持ちは一旦置いといて、審査する側に好印象を持ってもらうことに意識を集中しましょう。
年相応の子供らしく、かつ動きやすい服装が好まれる
年相応の子供らしい服装であることは重要なポイントなどで必ず意識しましょう。審査員が見たいのは赤ちゃんの自然な表情やしぐさですが、服装しだいではそれらが不自然な印象を与えかねません。やはり、年相応の表情としぐさに一番合うのは年相応な服装でしょう。
服のデザインは、
お花
引用:チャルクルベビー
動物
引用:楽天市場
ボーダー
引用:チャルクルベビー
などのシンプルで無難なものがいいでしょう。
一番いいのは、こうしたシンプルなデザインで、赤ちゃんが普段の生活で着ている時に機嫌がよくなるような服です。面接に備えて新しい服を購入するのもいいですが、普段から着ている服の方が赤ちゃんの自然な魅力が引き出されるのではないでしょうか。
服装はデザインだけではなく、体型がちゃんとわかるようにサイズも気を付けましょう。審査員は赤ちゃんの肉付きなども確認します。ゆったりとした服の方が赤ちゃんが落ち着いてくれる場合もあるかもしれませんが、サイズは大きすぎず、小さすぎない適度なサイズを選びましょう。
もし0歳の赤ちゃんなら、赤ちゃんらしさをアピールできるロンパースがおすすめです。色は原色のものなど元気良く見える濃いものを選びましょう。これは靴も同様です。
引用:チャルクルベビー
あと、赤ちゃんの髪の量がわかるように帽子、髪飾りは当日はしないでおきましょう。
大人びた服装はNG
まるでパーティーに行くようなフォーマルな服装はやめておきましょう。審査員がみたいのは、いつもの自然体の赤ちゃんの表情やしぐさです。変に着飾ってもいい印象にはなりません。なにより不自然に着飾った服装では一番肝心な赤ちゃんの印象が薄くなってしまいます。
例えば、着ている服は大人が着ているようなYシャツやパンツ、でも表情やしぐさは赤ちゃんそのもの、ってなんだかアンバランスに思えませんか?普段と違ったおめかしをした赤ちゃんも可愛らしいですが、面接で求められる可愛さとは別物だということを認識しておきましょう。
同じようにブランド物の服装も基本的にNGだと心得ましょう。どんなに赤ちゃんが可愛くても全身ブランド物を着ていたら、プラスの印象よりは、
「そこまでしなくても。」
とマイナスの印象を感じる人は正直なところ多いのではないでしょうか?
ひょっとしたら、
「いや、うちではいつもブランド物の服を着ているから。」
というご家庭もあるかもしれませんが、面接ではあくまで審査員に好印象を持ってもらい合格することが目的です。その点を常に意識しましょう。
必ずしもNGとまではいえませんが、キャラクターものの服もやめておきましょう。年相応なのは間違いないですが、デザインによっては赤ちゃんよりも服装の方を印象づけてしまう恐れもあります。審査員に余計な印象を与えてしまうこともあるようなので、念のために止めておいた方が無難でしょう。
ただし、アパレルメーカの赤ちゃんモデルに応募したのであれば、そのメーカーの服を着させた方がいいでしょう。
親の服装
冒頭でも述べましたが、赤ちゃんと同じくらい親であるあなたのことも審査員は見ています。面接の場ということで審査員に印象付けようと派手な服装になってしまっては、かえってマイナスの印象を与えかねません。親であるあなたは、あくまで赤ちゃんのサポート役だということを忘れないようにしましょう。
清潔感があり、カジュアルで動きやすい服装が好まれる
大半の事務所では面接と合わせてカメラテストも行います。その時に、赤ちゃんを抱っこして移動したり、泣いてしまった時にあやすなど、動き回ることがたくさんあります。動きにくい服装だとテストの進行の妨げになり、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
面接ではカジュアルな服装から、スーツなどの正装の人もいますが、スムーズにテストを行えるように動きやすい服装を心掛けましょう。ただ、実際の面接の場はカジュアルな服装で来られる親御さんが多いようなので、動き回ることを考えたらそちらの方がいいかもしれません。
正装の場合は、そのまま会社に行っても大丈夫なような服装なら大丈夫でしょう。ただし、女性はスカートだと動きずらいのでパンツにしておきましょう。
カジュアルな服装なら、女性の場合、
胸元のはだけないカットソー
動きやすいパンツやストッキング
ナチュラルメイク
脱ぎやすい靴(※サンダルはNG)
引用:楽天市場
男性なら、
ポロシャツやセーター
チノパン
脱ぎやすい靴(※サンダルはNG)
引用:Zoom
などで面接に臨む人が多いです。
正装でもカジュアルでも大事なことは、上品で見る人に不快感を与えない、かつシンプルで動きやすい服装なら面接時には印象がいいです。靴も撮影所内などは土足禁止の所があるので、脱ぐのに時間がかからないものを選びましょう。くれぐれも裸足で現場を動き回ることにならないように靴下、ストッキングは必ず着用しましょう。
派手な服装や髪型はNG
何度も繰り返しますが子供と同じくらい審査員は親のことも見ています。審査員に印象付けようとして、気合を入れて派手な服装や髪型で面接に来る親もいるでしょうが、それは残念ながらNGです。
面接の主役はあくまで赤ちゃんであって、印象に残らないといけないのも赤ちゃんの方です。それなのに親であるあなたが派手な服装や髪型をしたら赤ちゃんの印象が薄れてしまう恐れがありますし、たとえ印象に残ったとしても、それは悪印象でしょう。
あと、派手ではなくても止めておいた方がいい服装は、
ミニスカート
ブーツ
極端な薄着
はやめておきましょう。赤ちゃんをあやしたりサポートする時にスムーズに対応できるように、動きやすい服装を選びましょう。
極端な薄着は赤ちゃんを抱っこしたり、指定の位置に座らせる時など、動いている間に胸元がはだけてしまう恐れがあります。現場では赤ちゃんの表情やしぐさなどに集中しないといけないのに、自分の服装の乱れなんて気にしていられる余裕はありません。
同様の理由で、ミニスカートも赤ちゃんを立たせたり、座らせたり上下に動くことも多いので支障が出る恐れがあるのでやめておきましょう。もちろん審査員にとっても、印象的に好ましいとはいえないことも認識しましょう。
あとは帽子にも注意しましょう。極端ですが、やたらと飾り付けられた大きな帽子を被ってくる親御さんもたまにいるようです。もちろんNGです。
その他の気を付ける点
面接での質疑応答や服装を気に掛けることはもちろんですが、それ以外の行動もチェックされています。面接が終わってからホッとして、思わずスマホをいじったりなどしないようにしましょう。面接する建物に入った瞬間から、すでに始まっているという心構えが大事です。
事前の準備を怠らない
いうまでもありませんが、当日に具合が悪くならないように注意しましょう。赤ちゃんはもちろん親御さんも万全の体調で臨むことができるようにしておかないと、審査員に日頃の体調管理を疑われることになりますし、何より本来の魅力を発揮することもできません。
おそらく大半の親御さんにとっても面接は精神的にプレッシャーはかかるでしょうが、赤ちゃんは敏感です。抱っこされていて多かれ少なかれそれが伝わってしまうものです。ただでさえ、赤ちゃんにとっても初めて来る場所だと不安を感じてしまうかもしれません。
親御さんの不安や緊張が赤ちゃんに伝わらないように気を付けましょう。、
可能であれば、事前に面接会場の付近に何度か足を運んでみることができればいいですね。その方が当日の不安や緊張も和らぐことでしょう。
あとは面接する前に赤ちゃんが機嫌が悪くならないようにミルクを上げたり、赤ちゃんが好きなおもちゃを持たせて安心させてあげるなどをした方がいいしょう。ほかにも赤ちゃんは服を汚してしまった時のために替えの服やおむつも持っていく方がもしもの時も安心です。
なお服装の紹介のところで述べましたが、撮影現場は基本的に土足禁止です。裸足で歩き回ることがないように靴下、ストッキングの着用はもちろん、念のためにスリッパも持参しておいた方がいいかもしれません。
周囲のスタッフと信頼関係を築けるようにする
常に礼儀正しい言動を心掛けましょう。赤ちゃんモデルはれっきとした仕事であり、事務所にとって親であるあなたはビジネスのパートナーとも言えます。日頃、会社で上司や取引先の相手に接するような気持ちで相手に対応していきましょう。
例えば我が子を売り出したくてたまらないステージママのように、相手のやり方に余計な口を挟んだり、過剰に主張するようなことは論外です。赤ちゃんモデルも芸能界に関わる仕事なので、つい非日常的な気持ちが湧いてきて、普段ならしないような言動をしてしまうこともあるかもしれません。普段の仕事をしている時のように平常心を持って周囲のスタッフさんなどに接していくことが一番です。
まとめ
いかかでしょうか。
これまでの内容をおさらいしますと、
面接での主な質疑応答は、
- 志望動機
- 赤ちゃんのPR
- 赤ちゃんの現在の発育について
- 赤ちゃんの性格や普段の行動
- 赤ちゃんの長所、短所
「どうすれば、赤ちゃんの魅力を伝えるられる?」
と、おそらく大半の親御さんはこれまでの人生で経験したことのないことなので些細なことまで気になってしょうがないのではないでしょうか?
ですが難しく考えれることはありません。あなたが普段赤ちゃんと接していて魅力を感じた時のこと、将来こんな風に育ってもらいたいと感じたこと、それらを審査員に伝えればいいのです。
審査員にも子供がいて、自分自身の赤ちゃんと接してきて感じてきたことがあるはずです。特別さをアピールするのではなく、日常生活で感じた赤ちゃんの魅力や将来の展望を素直に話しましょう。その方がきっと審査員にも共感してもらえ、いい印象を持ってもらえるのではないでしょうか。
赤ちゃんの服装は、
- 年相応の子供らしく、かつ動きやすい服装が好まれる
- 大人びた服装はNG
ということを意識して服装を選びましょう。親の服装は
- 清潔感があり、カジュアルで動きやすい服装が好まれる
- 派手な服装や髪型はNG
が大事です。特に無駄に派手にならないこと、当日赤ちゃんのサポートができるように動きやすい服装を徹底しましょう。中には、
「自分の好みで面接に挑みたい」
と思う親もいるでしょうが、大事なことは主役は赤ちゃんであり、審査員にいい印象を持ってもらうことです。そして、親であるあなたがこれから一緒に仕事をやっていけそうだと信頼されることです。
その他の気を付ける点は、
- 事前の準備を怠らない
- 周囲のスタッフと信頼関係を築けるようにする
ということも心掛けましょう。
赤ちゃんモデルは様々な人たちが関わるれっきとした仕事です。赤ちゃんの親であるあなたと事務所はビジネスのパートナーを言えます。お互いが協力できるように信頼関係を築いていくことがとても重要です。
「プロのスタッフさんがサポートしてくれるし、自分はそんなに動かなくてもいいだろう」
なんて、お客さん気分でいるのはもってのほかです。赤ちゃんモデルの仕事には親であるあなたの協力が必要不可欠なのです。普段、自分の仕事をしている時と同じ気持ちで、気を抜くことなく想定できる範囲で準備を行い、常に立ち振る舞いを見られていると心掛けましょう。
ここまでのおさらいがちゃんとできていれば、面接で合格できる可能性はグッと上がるでしょう。
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