映画「カメラを止めるな!」で話題になったゾンビ映画をご存じの方は多いと思いますが、実はあれは監督・俳優養成スクールのENBUゼミナール〈シネマプロジェクト〉の第7弾作品として作られたものなのですよ。
そんなENBUゼミナールに入って学んでみたいけれど
「学費っていくらかかるのかな?」
「ENBUゼミナールの口コミはどうなの?」
「卒業生にはどんな人がいるのだろう?」
など、ENBUゼミナールに対していろいろと気になることがあるのではないでしょうか。そこで今回はENBUゼミナールの費用や口コミ、卒業生についてご紹介していきたいと思います。
目次
ENBUゼミナールの学費はどのくらいかかるの?
では、さっそくENBUゼミナールの費用についてご紹介していきたいと思います。
ENBUゼミナールには1年のLONGと、短期のワークショップWORKSHOPのコースがあります。
それぞれの費用について説明していきます。
LONG
演劇・俳優コース(1年)
映画監督コース(1年)
WORKSHOP
ワークショップ
サマースクール
LONGの受講費用について
LONGの演劇・俳優コースと映画監督コースの年間授業費用は金額は同じです。
費用の中には、施設利用費、教科書などの教材費、クラス作品の公演費・製作費などが含まれます。
〈受講費用〉(税込)
入学金 | 35,000円 |
授業料 | 325,000円 |
実習費 | 70,000円 |
合計 | 430,000円 |
支払い方法には、銀行による一括払いと、「教育クレジット」による分割払いがあります。
分割払いは、入学金を除く授業料を6・12・24回払いの3種類から選ぶことができます。ただし、分割の場合は分割手数料がかかるため、できる限り一括でのお支払いを私はオススメします。
支払い回数 | 1回目 | 2回目以降 | 分割手数料 | 合計(入学金含) |
24回払い | ¥20,771 | ¥18,500 | ¥51,271 | ¥481,271 |
12回払い | ¥36,149 | ¥35,000 | ¥26,149 | ¥456,149 |
6回払い | ¥68,443 | ¥68,100 | ¥13,943 | ¥443,943 |
WORKSHOPの料金・定員・申し込み方法について
料金は各講座20,000円(税込)ですが、リピーター割引15,000円や中高生割引10,000円があります。
割引特典
・特典1:リピーター割引→ENBUゼミナールの1年コースやサマースクール、短期ワークショップを受講したことがある人は、リピーター割引としての受講料で受けられます。
・特典2:ENBUゼミナールの講座を初めて受講する人でも、複数講座を申し込んでいる人は、2口座目からはリピーター割引として受講が可能です。
・特典3:中学・高校生特別割引→中学・高校生はすべて10,000円となります。
※中学・高校生の人は、申込時に必ず学校名、学年を備考欄やメール本文などに書きましょう。
〈定員は20名です。〉
会場はENBUゼミナールで行います。
住所:東京都品川区西五反田2-4-2 東海ビル4階
電話:03-5437-3550
申し込み方法
ENBUゼミナールのサイトの申込フォームから申し込むか、メール・電話で受付となっています。
メールで申込む場合は、件名は「ワークショップ講座申込」とし、本文「希望講座・名前・ふりがな・性別・年齢・住所」を明記して送信してください。
TEL:03-5437-3550
mail enbu‐info@enbuzemi.co.jp
LONGコースについてもう少し詳しくご紹介。
費用がわかったところで、LONGコースの映画監督コースと演劇・俳優コースについてもう少し詳しく説明していきますね。
【一年コース募集中】
2019年度『演劇俳優コース』卒業公演専任講師は、来年映画「あの日々の話」公開も控えており映画でも舞台でも大活躍中の玉田真也(玉田企画)さんです。12/1からの生徒募集は続々と応募頂いております。20名先着順です。詳しい年間カリキュラムはこちら。https://t.co/DEKN5p7oH4 pic.twitter.com/01Te9YrtXQ— ENBUゼミナール (@enbuzemi) December 25, 2018
演劇・俳優コース(1年)
なんといっても一番のおすすめポイントは、プロの演出家や映画監督が直接指導してくれます!
「未経験だけど大丈夫かな?」
「初心者でもついていけるのかな?」
大丈夫です。全くの初心者でも、現場を知り尽くしたプロが、豊富な経験と生きた知識を惜しまずあなたのために指導してくれるので、ノウハウを直接吸収することができます。だから、即戦力として活躍できるようになりますよ!
少人数制で、一人ひとりの特徴や個性を大事にしながら、俳優としてなくてはならない具体的な技術を教えてくれます。
カリキュラム
◎演技入門ワークショップ ◎身体と言葉を繋げるWS ◎映像演技ワークショップ ◎演出家ワークショップ ◎俳優のための戯曲講座 ◎映画監督ワークショップ ◎合同映画製作 ◎スタジオ発表会ワークショップ ◎俳優によるワークショップ ◎俳優によるアドバイスWS ◎映画教養講座 ◎卒業公演
実践的な授業の中で生きたノウハウを学び、1年を通して監督コース生と一緒に作品を作り、舞台公演や映画館での上映を行えます。
しかも、ENBUゼミナール性限定オーディションがあるようです!
実際に大手プロダクションの担当者からオーディションに受かるためのポイントや審査員が見るポイントなどを学び、その後、特別オーディションを受けることができるので、俳優デビューの大きなチャンスがまっています。
授業時間 | 曜日・時間帯 |
火、水 19:30~22:00 | |
土 10:00~12:30/13:00~15:30/16:00~17:30/16:00~18:30 ※授業は上記のいずれかの曜日と時間帯で週2~3回行われる |
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定員 | 各20名 |
映画監督コース(1年)
ENBUゼミナールの映画監督コースでは、前期と後期に専任講師のもとで一人一人が脚本・撮影・編集まですべてを手がけて、作品を作ることができ、最終的には映画館で公開までします!
カリキュラム
◎専任講座 ◎脚本入門講座 ◎クラウドファンディング講座 ◎撮影講座 ◎編集講座 ◎照明講座 ◎録音講座 ◎機材入門講座 ◎合同映画制作◎教養講座 ◎宣伝・配給講座
映画監督になるために必要な知識と技術を学ぶことができ、卒業までに2つの作品を実際に作って映画館で公開することができます。また、俳優コースと合同授業があったりコラボで演出もできます。
授業時間 | 曜日・時間帯 |
月、木、金 19:30~22:00 | |
土 10:00~12:30/13:00~15:30/16:00~17:30/16:00~18:30 ※授業は上記のいずれかの曜日と時間帯で週2~3回行われる |
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定員 | 20名 |
監督コースの特徴をまとめると!
特徴1、機材の貸し出し無料!基礎から応用まで映像制作を学べます
カメラワーク、脚本、撮影、編集まで全工程を学べますが、映画作りで必要な機材は在学中はもちろん、卒業後も無料で貸し出してもらえます。(一部制限あり。)また、座学と実習の時間があり、現場で活きる知識と技術を習得できます。
特徴2、プロの映画監督・脚本家によるサポート!全員が作品を映画館で公開!
一線で活躍する映画監督や脚本家の指導のもと、一人年間2作品を制作して映画館で公開できます。
特徴3、卒業生や講師、俳優コースとコラボできる!
コラボ講座により演出を経験、キャスティングにもつながります。また、現役性のうちからENBUゼミナール主催の〈シネマ・プロジェクト〉や講師・卒業生の撮影現場に関わることができます。
ENBUゼミナールの口コミってどうなの?
ENBUゼミナールの口コミついては悪いうわさは特になく、入学した人達は憧れの映画監督に指導してもらえて良かったと、学んだことが結果としてその後の活躍に活かすことができている人が多いみたいです。
また、卒業後も同級生や在校生、先輩に講師やスタッフなど交流がずっと続いていて仲が良いみたい。ずっと繋がりを大切にして、自主映画に出てもらったり、それぞれの活動に協力し合ったりしているみたいですよ!
エンブゼミに通ってなかったらいまだに私は役者しかやっていなかったのかなと思います。
エンブゼミはたくさんの講師の方々がさまざまな観点からお芝居を教えてくれます。by根本宗子
ENBUゼミを卒業してから初めて受けたオーディションを、受けてみればと紹介してくださったのが、ENBUゼミの講師の方でした。それを受けたことで、また次の舞台に繋がるきっかけができて、ほんとに、つながりって大事だなあと実感するのです。by上田遥
ENBUでは高橋泉監督、冨永昌敬監督の講義を受けました。役者の演出、カメラの動かし方は本にあるテキストでは学びにくいものです。役者を動かすのは声であり、カメラを動かすのは手だからです。二人の監督の生の声、実際の動きから盗んだ力は大きな財産になっています。by今野恭成
引用:ENBUゼミナール
ENBUゼミナール自主公演、千穐楽を迎えられました。
見にきてくださったお客様、ありがとうございました。人との繋がりが希薄といわれる昨今で、人と作品を作るおもしろさ、難しさを学びました。
それでもやっぱり人とのふれあいを実感できる演劇はいいものだと思いました。
がんばります。— 新井 雛子 (@hinakotori1102) March 11, 2018
ENBUゼミナール卒業生・在校生の交流を目的としたサークル活動(原文ママ)が近々ある。もちろん参加しますの。楽しみだなあ。
— 飯野くちばし (@unsmiley) September 14, 2011
ENBUゼミナールとは僕が映画やるために上京した際に入学した学校です。映画監督志望や映像・演劇の俳優志望の人達がここでプロの監督、俳優、演出家などから学んでいきます。卒業後も現役生やOB、スタッフの交流も盛んで僕も本当にお世話になってます http://t.co/xCGp91b3
— 平波 亘 HIRANAMI Wataru (@800_lies) January 7, 2013
ENBUゼミナールに入学することで得られること、それは現役のプロからの生の声であり実際の動き方、人との繋がりなど実際に自分で経験してみないと学べないことや得られないことばかりです。
結果としてそれは、自分にとっての将来につながる基礎となり、かけがえのない財産になることは間違いないでしょう。
卒業生はどんな人が活躍している?
卒業生にはどんな方がいるのか気になりますよね。
「俳優になりたい」「映画監督になりたい」と熱い思いをもって活動を続けてきたENBUゼミナールの卒業生たちは、夢を実現し、様々な舞台で活躍をされています。
映画監督コース
辻野正樹、鈴木太一、早川千絵、市井昌秀、天野千尋、平波亘
コラポレート監督部
金井純一、岨手由貴子、吉田浩太、佐々木想
演劇コース
根本宗子、本谷有希子、ノゾエ征爾、葛木英、近藤フク、上田遥、佐々木知恵、川本ナオト
映像俳優コース
森本サトシ、今井隆文、今野恭成、野嵜好美、磯部恭宏、村上剛基、橋野純平、園ゆきよ、三森麻美、平山貴子
以上の方々が、ENBUゼミナールで学んだ後、映画や舞台、TVにCMなどあらゆるジャンルで活躍し、頑張っておられる方で、ENBUゼミナールのサイトで紹介されていました。
名前だけではわからないと思いますので、卒業生の活躍や作品を一部ご紹介していきます。
金井純一監督
ENBUゼミナールにて学び、2007年に「求愛」がシナリオ大賞を受賞、2012年には短編映画「転校生」で札幌国際短編映画祭最優秀監督賞・最優秀国内作品賞を受賞するなど、発表する各作品が映画祭にて高評価を受けています。
所属事務所はスターダストプロモーション関連の制作会社であるSDPに所属。
映画をはじめ、テレビドラマ・CMと多方面で活躍をされています。
2013年には映画「ゆるせない、逢いたい」で劇場長編映画デビューを果たしていますが、主題歌は小林武史×Salyuによる「ライン」。主演は柳楽優弥です。
引用:ENBUゼミナール
市井昌秀監督
大学在学中からお笑い芸人を目指して活動しており、漫才グループ「髭男爵」の元メンバーだったが脱退。
脱退後にENBUゼミナールにて映画の基礎を学び、映画監督に転身。卒業後に長編2作が立て続けに映画祭の賞を受賞して注目を集める。
2019年に妻の市井早苗と共同名義で「市井点線」で小説「台風家族」を発表している。なお、この作品は自信が監督・脚本を務め、映画版が公開される予定であったが、出演俳優の不祥事の影響で公開が期間限定での公開となっています。
ちなみに、市井昌秀はENBUゼミナールの講師としても活動をしています。
二ノ宮隆太郎監督
俳優であり、映画監督でもあると2足のわらじで活躍しています。
2012年に「魅力の人間」が第34回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞。2017年「枝葉のこと」では自ら主演・監督を務めており、第70回ロカルノ国際映画祭の新人監督コンペティション部門に出品されています。
ENBUゼミナール・シネマプロジェクトの第7弾は上田慎一郎監督の「カメラを止めるな」でしたが、第8弾シネマプロジェクトは二ノ宮隆太郎監督の「お嬢ちゃん」となっております。
ENBUゼミナール・シネマプロジェクト第8弾、二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』の公開が、9/28より新宿K's cinemaにて決定いたしました!https://t.co/7lqxdADJGC
ニュース記事にも取り上げられてます!https://t.co/GdoDJuS9eehttps://t.co/3yyHQyeO2Uhttps://t.co/43e0JHW0yl pic.twitter.com/Z7QHoV6Zsb— 市橋浩治・ENBU・ドローンアカデミー (@koji184) July 26, 2019
本谷有希子
ENBUゼミナールの演劇科に入学、松尾スズキのクラスに在籍する。在学中より主に舞台において女優活動を行ってきたが、現在は劇作家、小説家。演出家、女優、声優などマルチに活躍中。
2000年9月、「劇団、本谷有希子」を創立。2002年に小説家デビュー、数々の賞を受賞して2016年には第154回芥川龍之介賞を「異類婚姻譚」で受賞している。
https://twitter.com/fujitvplus/status/1197808868371206145
ENBUゼミナールの入学までの流れはどうなっている?
では、実際に入学までの流れはどうしたら良いのかを順番に説明しておきますね。
流れは次のように7つあります。
1、説明会に参加する
2、出願
3、結果発表・手続き書類到着
4、費用納入
5、入学決定
6、授業スケジュールのお知らせ
7、授業開始
1、説明会に参加する
入学希望者を対象に、学校説明会が実施されます。
説明会に参加できなくても申し込みは可能ですが、スクールやカリキュラムについての説明があるので、希望者はできる限り参加するようにしましょう。
学校説明会の日程が合わない場合は、個別相談もしてもらえるようなので、問い合わせてみてください。
2、出願
まずは資料請求を行いましょう。そして、入学願書に必要事項を記入し、顔写真を添付して同封の返信用封筒にて返送します。
3、結果発表・手続き書類到着
書類選考の結果が受付期間終了後の1週間以内に、全ての応募者の所に郵送されます。
その際に、合格者にのみ、入校の手続きの書類が同封されています。
4、費用納入
手続き書類の到着後、納入期限までに一括納入の方は入学金、授業料、実習費をまとめて振り込みます。金額については費用説明の所でそれぞれのコースごとに説明していますので確認をしてください。
教育クレジットによる分割払いを希望の方は納入期限までに入学金を振り込み、その後教育クレジット申込書に必要事項を記入の上、提出してください。
5、入学決定
諸費用の入金が完了した時点で入校決定となります。
※原則として一度納入された諸費用は返却されませんのでご注意ください。また、教育クレジット手続き後の解約及び返金もできません。
6、授業スケジュールのお知らせ
3月末には7月までの授業スケジュールが送られてきます。
その後の予定については、3~4カ月をひとまとまりとして入学後に配布されます。
時期としては以下の通りです。
前期:4月~7月(3月に配布)
中期:9月~12月(7月に配布)
後期:1月~3月(12月に配布)
7、授業開始
初回の授業前に入学ガイダンスを行った後、受講がスタートします。
受講開始日は随時となりますので、相談の上決定されます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事で少しでもENBUゼミナールに入るための情報源となり、入学したいと思って頂ければ幸いです。
今回の記事をまとめると
1、コースはLONGとWORKSHOPがあり、LONGの演劇・俳優コースと映画監督コースの年間授業料は430、000円です。
2、WORKSHOPは各講座20,000円ですが、リピーター割引と中・高校生割引がある。
4、演劇・俳優コースでは、プロの演出家や映画監督が直接指導してくれる!
3、映画監督コースでは、1年間に2作品の映画を制作して、映画館で上映することができる。
4、ENBUゼミナールに入学すると、プロの演出家や監督、俳優から学べ、卒業後も同級生やOB、講師らと交流があって繋がっていられる。
5、ENBUゼミナールの卒業生は自身で映画を作ったり、劇団を創立したり、小説を書いたりと様々な舞台で活躍されている。
このような感じになります。
ENBUゼミナールに入学すると、少人数体制でプロの演出家や映画監督から直接指導してもらえるので、卒業後も即戦力として活躍することができます。また、卒業後も講師や同級生たちといつまでもつながってお仕事ができるみたいなので、入学することで映画界などに人脈を作ることができますね。
ENBUゼミナールの卒業生たちのように、夢を実現し、様々な舞台で活躍できるよう、頑張ってください。