声優を目指す人なら入りたい養成所の一つである「青二塾」。
青二塾の受け皿となる「青二プロダクション」は声優業界では日本で1、2位を争う大手事務所として知られています。
青二塾から青二プロダクションに入って声優として活躍したい!と思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、青二塾は入塾するだけでも難しい養成所としても有名ですよね。
今回は青二塾の入塾を希望しているあなたのために!
この記事では。
・青二塾オーディションの倍率は?
・青二塾のオーディションはいつ?
・青二塾のオーディションの応募方法や内容は?
・青二塾のオーディションに合格するには?
このような事を紹介していきたいと思います!
是非参考にしてみてくださいね。
目次
青二塾とは?
引用:声優グランプリ「青二塾」
青二塾とは、大手事務所である「青二プロダクション」の附属養成所です。
青二塾は声優だけでなく、舞台、映画、イベントなど幅広い分野で活躍する人材を育成することを目的に開校されました。
ここで青二塾の母体となる青二プロダクションについて簡単に。
青二プロダクションとは
・声優プロダクションとしては業界最大手の老舗事務所
・東映や東映アニメーションなどが製作するアニメ・特撮に強みを持っている
・声優界のスターを続々と排出
声優を目指してる人だったら誰でも知っている日本で1、2位を争う大手事務所です。
青二塾ではカリキュラム修了後、青二プロダクションのオーディションを受ける事ができます。
オーディション合格者はジュニア所属となり、その後一定の審査期間を経て実力を認められた人は正式に所属契約となります。
青二プロダクション所属を目指すなら青二塾に入るのが一番の近道です!
POINT
青二塾卒業生には「進撃の巨人」リヴァイ役の神谷浩史さん、「スラムダンク」流川楓役の緑川光さんなど、現在活躍中の有名声優がたくさんいます。
青二塾は簡単には入れない難関養成所
青二塾の最大の特徴としては、養成所なのに入塾が難しいという点です。
年に1回入塾オーディションが行われ、それに合格しなければ入れません。
また、他の養成所と違って青二塾には体験レッスンや見学などもありません。
代わりに「入塾説明会」というのが年4回ほど開催されます。
≪入塾説明会の内容≫
・予約制
・参加費無料
・所要時間は2時間程度
・授業風景や行事など塾生活のDVD
・塾長、塾生の質疑応答
青二塾に入りたい人はこの説明会に参加しておきましょう。
東京校は開催日の1カ月程前に電話予約。大阪校はFAXかメールで予約受付をしているようです。
それぞれの公式サイトにて確認してみてください!
POINT
青二塾は入塾オーディションがある事や、体験レッスンが無かったり見学不可な特徴から考えても、他の養成所よりも敷居が高い印象を受けますね。
青二塾の倍率はどのくらい?
気になるのが入塾オーディションの倍率ですよね。
その年によって差はありますが、入塾オーディションの倍率はだいたい3倍と言われています。
入塾オーディションの正確な受験者数はわかりませんが、声優志望者から人気の養成所である事、年に1回しか入塾のタイミングが無い事などから受験者数は相当な人数になると思われます。
また、青二塾の毎年の募集定員が東京校60名、大阪校60名の合わせて120名になります。
多くの受験者の中の120人に選ばれないと入塾できません。
これらの事から青二塾は入塾自体が難関と言われています。入塾オーディションは厳しい戦いが予想されます。
青二塾のオーディションはいつ?
「入塾オーディションを受けよう!」と思っても青二塾のオーディションは常に応募できるわけではありません。
青二塾のオーディションは年に1回です。
また、青二塾は東京校と大阪校によって入塾のオーディションの時期が違います。
それぞれ応募の受付期間と試験日がいつか、詳しく見ていきましょう!
≪東京校≫
受付期間:8月~11月
試験日:12月中(書類審査合格者のみ)
≪大阪校≫
受付期間:1月 8日~ 2月 8日
試験日:2月11日(祝日)・建国記念の日
大阪校側は、毎年 2月11日(祝日)・建国記念の日に開催されています。
東京校はその年によって違うので随時ホームページをチェックしましょう。
年に1回なのでタイミングを逃さないでくださいね!
青二塾オーディションの応募資格は?
次に青二塾のオーディションの応募資格ですが、こちらも東京校と大阪校と違います。
それぞれ確認してみましょう。
≪東京校≫
高校卒業以上
≪大阪校≫
男女共、18歳以上28歳迄
高校卒業以上
大阪校は28歳までですが、東京校は年齢の上限がありません。
30代で声優を目指したい人には朗報ですね!少数ですが青二塾には30代の人もいるそうです。
また中国人、韓国人や、ブラジル人まで、外国人も青二塾を受けているそうです。
東京校は受け入れの幅が広い事がわかりますね!
POINT
青二塾のオーディションは何回でも受ける事ができます。2回目で合格する人も多いそうです。
青二プロダクション所属となった声優の中にも再チャレンジで入塾した人は何人もいます!
不合格になった人も諦めないで何度もチャレンジしてみましょう!
青二塾のオーディションの応募方法は?
次に応募方法についてです。
まず、東京校も大阪校も応募に必要な願書を資料請求しましょう。
東京校は公式HPの資料請求のページからできます。(→東京校資料請求)
大阪校は電話またはメールで資料請求します。
所定の願書が手元に届いたら次に応募方法です!
東京校は郵送による受付なのですが、大阪校は応募願書を必ず本人が持参する事となっています。大阪校は郵送不可なので注意しましょう。
≪東京校≫
①所定の入塾志願票
②課題の作文
③受験料(¥11,000)
※①~③を青二塾東京校宛に郵送
≪大阪校≫
①所定の応募願書(顔写真付)
②受験料(¥10,000)
※①、②を本人が大阪校へ持参
東京校は大阪校と違い、書類審査があるため願書と一緒に作文を提出します。
作文のテーマは指定されています。
■作文について
テーマは「××と私」または「私と××」の様にあなたが関心を抱いている事柄と、あなたとの関わり、またはそれについてのあなたの考えを書いて下さい。
引用:青二塾東京校:入塾案内
東京校の書類選考は願書と作文のみで審査されます。
課題の作文は書類選考の重要な要素になるのでしっかり自己アピールしましょう!
青二塾のオーディションの内容は?
そして気になるオーディションの内容ですが・・・
もちろん!これも東京校と大阪校と違います。
東京校には応募時に提出した願書や作文による書類選考がありますが、大阪校はいきなり試験になります。
≪東京校≫
①一次試験・・・願書及び作文による書類選考
②二次試験・・・面接、朗読(テキストは当日)、パントマイム
≪大阪校≫
筆記テスト・朗読(テキストは当日)・実技・面接
東京校の二次選考では、自分でお題を決めて1分以内のパントマイムを行います。
声優養成所の入所オーディションでパントマイムを行うのはかなり珍しいですよね!
青二塾の受験者の中には、経験者や他の養成所卒業生などの既に実力のある人もいますが約9割は初心者です。
審査する側も上手い、下手といった完成度よりも「個性」や「演技への姿勢」を見ているので、「パントマイムなんてできないよ~」と弱気にならず思い切ってやりきりましょう!
また、「目標にしている声優さんは?」などの質問もあるそうです。
緊張しないでしっかり自己アピールできると良いですね。
入塾オーディションに合格するには?
先にも述べた通り、青二塾の受験者の約9割は初心者です。
そもそも入塾オーディションなので、即戦力は求められていません。公式サイトにも「入塾前に演技の経験は必要ではありません」としっかり書かれています。
では、オーディションではどのような事を重要視されているのでしょうか。
ズバリ!「演じる事が好きで好きで仕方ない!」「声優になりたい!」という熱い気持ちです!
まず、青二塾の教育理念は「優れた声優は優れた俳優でもある」という事。
公式ホームページ上にも理念が詳しく載っています。
青二塾は、単に声優を目指すだけの場所ではありません。
一生をかけて、俳優として活躍できるプロを育てる場所です。授業で「演じること」に徹底してこだわるのもそのためです。
あなたの輝く可能性を掘り起こすために、時には厳しいカリキュラムもあるはずです。ただし、入塾前に演技の経験は必要ではありません。
必要なものは「夢を叶えたい」というあなたの強い想いだけ。
引用:青二塾(公式HP)
青二塾のカリキュラムにダンスがある事からも目指すものが声優を超えてる事がわかります。
どうしても声優養成所のイメージが強い青二塾ですが、俳優として活躍できるプロを育てる!と明言するほど「演じる事」が重要なんですね!
また、入塾前に必要なものは「夢を叶えたいというあなたの強い想いだけ」とあるので、やる気も伝えましょう。
これらの事から、「演じるのが好き!」という事と、「声優になりたい!」という強い気持ちをどれだけ表現できるかが重要になってきます。
オーディションは「元気良く・笑顔で・楽しんで・声は大きくハキハキと・声優になりたい気持ちをアピール」と、ポジティブオーラ全開で臨む事をおすすめします!
まとめ
青二塾の入所オーディションについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると。
この記事のまとめ
①青二塾は年に1回の入塾オーディションに合格しないと入れない。入塾オーディション合格の倍率は約3倍。
②入塾オーディションの応募資格は、東京校は高校卒業以上上限はなし。大阪校は高校卒業以上、18~28歳まで。
③応募方法は、東京校は願書・作文・受験料を郵送。大阪校は願書と受験料を本人が持参で応募。
④オーディション内容は東京校は面接、朗読、パントマイム。大阪校は筆記テスト・朗読・実技・面接
⑤オーディションには演技力は求められていない。大事なのは「演じる事が好き」「声優になりたい」という強い気持ちのみ!必勝法は「元気良く・笑顔で・楽しんで・声は大きくハキハキと・声優になりたい気持ちをアピール」。
青二塾は母体に青二プロダクションがある事などから、声優志望者なら是非受けたい養成所ですよね。
入所は難しいですが、少しでも合格に近づくようにポジティブオーラ全開で元気に楽しくオーディションに望んでくださいね!
がんばってください!