「高校生でも応募できる声優オーディションってあるの?」
「高校生でも声優になれるの?」
「声優になるために高校生の今からできることってあるの?」
とお思いの高校生のあなた。今の時代高校生から声優デビューも夢ではありません。
高校生でも受けられるオーディション情報や、声優になるために明日からできることをご紹介します。
目次
高校生でも受けれる声優オーディションはあるのか
結論から言えばYESです。こちらの2点が高校生でも受けられるオーディションです。
・一般公募オーディション
・声優養成所のオーディション
それではひとつずつ見ていきましょう。
一般公募オーディション
一般公募オーディションとは事務所に所属していない誰でも応募できるオーディションを指します。
オーディション情報は主にインターネットに掲載されており、代表的なオーディションサイトですと、オーディションプラスやオーディション&デビューがあります。
これらに随時オーディション情報が掲載され、応募資格が合えば誰でも応募することができます。
注意ポイント
応募資格には年齢や性別の決まりがあるので確認はお忘れずに!
この一般公募オーディションは事務所に所属していない、応募資格が合えばどなたでも応募ができることから、未経験で合格を勝ち取るのはとても難しいです。
なぜなら養成所や専門学校に通っている人も応募してくるからです。言ってしまえばその方々はプロの卵です。
すでに声優としての基礎知識を身に着けた人と未経験者であれば実力は雲泥の差です。
よほど秀でた魅力がないかぎり、未経験から一般公募で合格するのは難しいと考えておいた方がいいでしょう。
しかし「オーディションの雰囲気を味わってみたい」、「プロに近い人の技術を体感したい」という点ではお勧めです。
一般公募なだけに様々な人が応募してきますので、その人たちの演技を見るだけでも勉強になりますよね。
声優に対しての視野を広げる素敵な機会になるでしょう。
声優養成所のオーディション
声優養成所に入ると様々なオーディションを受けらます。また養成所での活動が認められると、養成中でもお仕事につながることもあります。
実際に高校生の時にプロの声優として活躍されていたのが、武内駿輔さん。
引用:エイティワンプロデュース
人気アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の「プロデューサー」という大役に抜擢され、当時高校3年生でした。
学業と養成所を両立させ、その養成所内のオーディションでこの大役を勝ち取りました。
しかし平日は高校に通い休日は養成所という生活は決して楽なものではありません。実際に武内駿輔さんもその大変さを吐露しています。
「正直、かなり大変です(笑)。でも、時間がない時こそ、『何時から何時までは台本のチェック』『何時までは学校の勉強をして、12時には寝よう』と、時間配分を決めてやっています。高校生でプロの声優をやるなら、いかに時間を上手に使うかが一番大事なのだと、今は改めて実感しています」
引用:スタディサプリ
養成所でのチャンスをモノにできるかは入所してからのあなた頑張り次第です。
声優としてのスキルを身に着けつつもオーディションに参加できるので一般公募オーディションよりも効率は良いでしょう。
高校生でも入れる養成所3選
養成所とは声優事務所が直接経営している養成機関です。そのため質の高いカリキュラムはもちろん、第一線で活躍するプロの指導や養成期間中でもデビューのチャンスがあります。入所するためにはオーディションや面談があり、合格すると通うことができます。
養成所によっては週1日から通えるところもありますので、学業との両立ができます。
インターナショナルメディア学院
「名探偵コナン」の服部平次役で有名な堀川りょうさんが学長です。この学院は年齢制限がなく、レッスンは週1~2日です。
講師は全員現役のプロなので、ハイレベルな指導を受けることができます。
インターナショナルメディア学院の良い口コミ
男性
現役の声優さんからの指導に感動声優として実際に現役で活躍している方が講師となって指導をしていただける点は本当に感動です。地方校でもこういうチャンスがちゃんとあるのは、なかなかないのではないでしょうか?#声優養成所
— 声優カナ@声優になりたい人の応援&相談受付中 (@kana_voice_acto) September 18, 2019
在学中でも実力が認められるとデビューのチャンスがあり、入所3ケ月以内のデビュー人数は71名、1年以内433名、3年以内1170名と確かな実績があります。
校舎は全国で19校あります。
東京校・名古屋校・大阪校・福岡校・岡山校・札幌校・仙台校・高松校・大宮校・新潟校・浜松校・宇都宮校・長野校・広島校・金沢校・柏校・八王子校・横浜校・秋葉原校。
随時無料の体験会や説明会を行っていますので、ぜひ覗いてみてください。
日本ナレーション研究所
引用:日本ナレーション研究所
日ナレこと日本ナレーション研究所は中学生以上40歳までの方が対象で、レッスンは週1日から受けられます。
実力に合わせて、基礎科(初級)・本科(中級)・研修科(上級)と進級していくレベル別学科制です。進級審査は年に1度なので日々のレッスンに熱が入りますね。
アーツビジョンを含め6つのプロダクションと提携しており、業界とのつながりが強いです。
全国に校舎は16校あります。
代々木校・池袋校・お茶の水校・立川校・町田校・大宮校・千葉校・柏校・横浜校・仙台校・名古屋校・京都校・大阪校・難波校・天王寺校・神戸校・所沢校(2020年4月開校予定)
俳協ボイス
引用:俳協ボイス
16歳~38歳までの方が対象で、レッスンは週1日から受けられます。
ベーシックワークコース(3ヶ月)→スタンダードクラス(6か月)→アドバンスクラス(3ヶ月)と各コースの終了時に進級審査を受けステップアップします。
講師は全員俳協に所属している現役の声優・ナレーターです。
スタンダードクラスとベーシックワークコースは見学体験会が行われおり、時期や定員に決まりがあるので随時ホームページをチェックしましょう。
レッスンスタジオは「西武新宿線・下落合駅」から徒歩で約2分です。
〒161-0035 東京都新宿区上落合1-17-9
高校生として今からできること
国語力を磨いておくことです。国語の授業をしっかり受けましょう。
「発声練習とか、オーディション対策じゃないの?」
と思ったかもしれません。もちろんそれらも必要なことですが、何よりも声優を目指すうえで必要なのは読解力です。
台本を渡された時に、このセリフにはどんな感情を込めるべきなのか、活字から読み取る必要があります。
読解力が備わっていないとキャラの気持ちになりきることはできませんし、いくら素晴らしい発声技術が備わっていたとしても気持ちや感動を伝えられなければ声優として認められません。
国語の授業ではその文章を読み解く力をしっかり教えてくれます。漢字の読み書きから長文読解まですべて声優の仕事に通じているのです。
言わば声優としての基礎の中の基礎の部分になるので国語力はとても大切です。
国語の授業以外に自分でもっと磨きをかけたい方はこちらがお勧めです。
本をたくさん読む
本をたくさん読むと感情が豊かになり、語彙力も身に付きます。
自身の感情が豊かになることで演技の幅を広げることができ、より質の高い演技につながります。
語彙力も同じです。同じ意味の言葉でも違った言い回しや単語を身に着けることでセリフの意味をしっかり理解することができます。
実際に私の友人に小説好きな方がいますが、その友人とお話すると「なんでそんな表現ができるの?」というくらい面白い言い回しや巧みな言葉遣いをしてきます。
その度「本は人を豊かにする」という言葉の意味を感じさせられます。
芝居や映画をたくさん観る
本の場合読みながら自分で情景を想像しますが、映画や芝居は他の人によって出来上がっているものです。
「自分だったらこう演技するなぁ」「こんな表現の仕方があるんだ」くらいの程度でいいです。
たくさんの演者を見て研究することが声優の役作りの糧になります。感性を磨くためにも様々な芸術に触れましょう。
学校生活を楽しむ
高校生活は集団生活でもあります。集団生活の中ではコミュニケーション能力や協調性を養うことができます。
声優になるうえでそれらの能力は絶対に欠かせません。声優は一人でできることではありませんからね。
声優仲間、ディレクター、機材スタッフなど多くの人と関わりあって成り立っています。良好な人間関係を築き円滑に仕事をこなすためにも必須スキルです。
また学校生活や、学校でしか体験できない経験が役作りのヒントになることもあります。
高校生活は今しか体験できない貴重な時間なので、大切にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
声優を目指すからには早いうちから行動を起こして技術を身に着けたい、という気持ちもわかります。
しかし目先の技術ばかりにとらわれず、現状で学べることから始めてみてはいかがでしょうか。
高校時代は今しかない貴重な時間なので、その中で最大限声優への道に近づける方法をご紹介しました。
ぜひ青春を謳歌しつつも声優への道のりにお役立てください。
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