芸能オーディションを受ける際必ず必要となるのがオーディション写真。合格するためには、このオーディション写真の載ったプロフィールの書類審査を通過しなければなりません。
実は人の印象の55%は見た目で決まると言われており、審査員もオーディション写真からあなたの外見や雰囲気、オーディションの趣旨に趣旨と合っているかなどを評価しています。
特に何万通もの応募者がいるオーディションでは、全ての応募者のPR文章をしっかり見るのはとても大変で、写真の第一印象のみで不合格になることも少なくありません。
良い写真を撮るには写真スタジオでプロにお任せすることが一番かと思いますが、最近のスマホは高画質で十分オーディション写真として使用できるレベルの写真が撮れるため、自分で撮影した写真で応募する方もたくさんいます。
今回はお持ちのスマホを使って受かるオーディション写真の撮り方のコツをご紹介します。
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オーディション写真の絶対やってはいけない!NGな4つのポイント!
いざオーディション写真を撮ると言っても、
自分で撮った写真ではオーディションの一次選考がなかなか受からない
自分の魅力を引き出す撮り方がわからない
やっぱり写真スタジオで撮るしかないのかな
と悩んでいる方多いですよね。
もしかすると写真の撮り方に問題があるのかもしれません。
まずは受かるオーディション写真の撮り方を紹介する前に、絶対やってはいけない!NGな4つのポイントを紹介します。
NGポイント1:インカメラや自撮り棒での撮影
オーディション写真はインカメラや自撮り棒を使うと、どうしても不自然な角度になったり高画質ではなくなってしまいます。
出来るだけ家族や友人に撮ってもらうか、どうしても一人で撮る場合は三脚などを使いセルフタイマーを使って撮りましょう。
NGポイント2:プリクラや加工アプリ
最初に言ったように、人は見た目から印象や雰囲気を想像します。その評価指標の一つであるプロフィール写真にプリクラや加工アプリを使ったいわゆる「盛れた写真」を使うと、審査員は判断が難しくなり、合格が難しくなります。
プリクラや加工アプリを使ったオーディション写真は絶対やめましょう。
また、頬を膨らませたり、顔まわりに手をあてて微笑んでだりなど過度な表情を作ることもNGです。
NGポイント3:カラコンや厚化粧
普段、カラコンや自分らしい化粧をすることはとても良いと思いますが、オーディション写真にはNGです。カラコンは全体的に不自然な印象を与え、過度なメイクは審査員の判断が難しくなります。
あくまで自然に、オーディションの趣旨に合ったメイクを心がけましょう。10代の方は基本ノーメイクで大丈夫です。
NGポイント4:過度なポージング写真
ピースをしたり、足や腕を組んだり過度なポージングをしながらの撮影は、顔やスタイルのバランスが上手く伝えられません。
特に腕や脚を組むのは、メイクや表情で良い印象を与えていても一気にマイナスのイメージを与えてしまいます。
背筋を伸ばし立ったまま自然な体勢で撮りましょう。
スマホでオーディション写真を撮るコツ【準備・身だしなみ】
続いては、写真を撮る際の身だしなみについて説明します。
身だしなみ一つで審査員の印象も大きく変わってくるので要チェックです。
良い印象を与える服装は色や形が重要
清潔感は好印象を与える
オーディションには様々な求めるイメージ像があります。しかし、清潔感があるという印象はどのオーディションでも重要です。
特にシワや汚れのある服装で撮影すると、「だらしない」「自己管理が出来なさそう」というイメージを与えてしまいます。
撮影前に全身を隈なくチェックして、シワや汚れのない清潔感のある服装を選びましょう。
色を迷ったらオーディションのイメージで色選び
人の印象の55%は見た目とお話しましたが、見た目の中でも特に「色」は印象に残りやすいです。
勿論、オーディションのイメージに合う顔やスタイルの方を審査員は重視していますが、肌の色を綺麗にみせたり、色から印象を与える事もあるので取り入れてみるのも合格の可能性を広げてくれるのではないでしょうか。
もともと肌が綺麗に見える色を知っている方はその色の服装を選ぶのが良いですが、オーディションのイメージ像と合わせながら色を選ぶのもおすすめです。
だからと言って、服にばかり目に行くような服装選びはNGです。
(出典:お見合い写真は服装で好感度UP!20代、30代、40代の婚活勝負服はこれ! - ミツモア)
体のラインのわかる服装は鉄板
審査員にしっかりと顔とスタイルを伝えるために、体のラインに合った服装を選びましょう。ワンピースなど、ラインが出しづらい服装の場合はウエストが絞れるものや透け感があるワンピースを選びましょう。
オーディションに服装の規定がある場合はその規定に従いますが、特にない場合はラインが出やすい春夏のファッションがおすすめです。
基本の服装
【モデルオーディションの場合】
・タンクトップに短パンなど体のラインがしっかり分かる服装
【声優・女優オーディションの場合】
・シンプルで自分に合う服装
・ワンピースの場合はウエストが絞れるタイプ
(出典:初めてオーディション写真を撮影される方へ)
【男性オーディションの場合】
・シンプルで自分に合う服装
・Tシャツや襟付きシャツにズボンでスタイルが分かる服装
メイクは派手すぎないナチュラルメイクで
(左)清楚な印象、(中央)誠実な印象、(右)華やかな印象
(出典:職種別、業種別で考える就活メイク2019)
10代はノーメイクで良いですが、20代以降のメイクは社会人マナーの常識です。ノーメイクは審査員からすると「メイクする時間も取れないなんて、自己管理がなっていない」と受け取られてしまいます。
また、ナチュラルメイク=ほぼノーメイクと勘違いされている方も多いですが、ナチュラルメイクとは自身の魅力をさらに引き出しながら欠点を自然に隠すメイクです。
全体的に厚塗りにならないように心がけて、淡いピンク色やオレンジなど派手でなく肌を綺麗に見せながらイメージに合うメイクをしましょう。
男性の場合、メイクはしなくても大丈夫ですが、眉毛の形は整えておくと良いでしょう。眉毛は顔の印象を大きく変えるので、あまり生えていない薄眉さんはグレーのアイブロウペンシルで軽く書き足すのがおすすめです。
スマホでオーディション写真を撮るコツ【撮影方法】
オーディション写真を撮る際に重要なのは、奇跡の一枚を撮るのではなく、審査員に評価されやすい写真を撮る事です。
評価されやすい写真って素人でも撮れるの?
と心配はいらないのでご安心ください。
自撮りはNG!家族や友人に頼むか、セルフタイマーで
NGポイントでお伝えしたように、自撮り撮影は不自然な角度になってしまうのでやめましょう。
自分の魅力を知っている家族や友人に頼むと、リラックスして良い写真が取れるのでおすすめです。自分で撮影する場合は三脚などを使いセルフタイマー撮影を利用しましょう。
背景にはシンプルな白や水色を
家の中の日常感がでていたり色が暗い場所での撮影は、表情を暗く見せたり体のラインがぼやけたりと背景に適していません。芸能人のプロフィール画像を見ると、多くの方が白色や水色などをシンプルな背景を使っていますよね。
シンプルで主張をしすぎない背景色を使うことで、被写体全体をはっきりと見せてくれます。
室内にそのような場所がない場合、屋外の壁などを使って撮っても良いでしょう。屋外での撮影の場合は曇りや雨は避け、晴れの日にしましょう。その時に日の光が直接当たっていると、顔の凹凸が影になってしまい暗い疲れた印象を与えてしますので、都度確認をしながら撮影をしましょう。
屋内にも屋外にも適切な撮影場所がない場合、ホームセンターや通販で撮影用の簡易背景スタンドが売っているので、そちらを活用しても良いでしょう。
写真は正面から、表情を意識して撮る
写真は全身写真とバストアップ写真の2種類を撮影しましょう。
全身写真を撮る
全身撮影は体のバランス(何頭身か)をみる為の撮影です。つま先から頭の先まで手足の長さが分かるように撮影しましょう。
カメラ(スマホ)の位置はおへその高さが良いでしょう。
背筋を伸ばし頭をかしげないで撮影をしますが、脚をクロスするのは大丈夫ですのでO脚が気になる方は試してみてください。
バストアップ写真を撮る
バストアップ写真は胸から頭の先までの写真です。カメラ(スマホ)の位置は目線の先に合わせて撮ります。
顔に手を添えたり、顔に髪がかからないように気をつけましょう。
撮影時の表情
【アイドルオーディションの場合】
基本は笑顔。目が無くなるくらいの笑顔はNGだが、歯を見せて笑っても良い。
【俳優・モデルオーディションの場合】
軽く微笑むくらいで大丈夫。口を閉じていても広角はあげる。
【男性の場合】
しっかり広角をあげなくても良いが、笑いすぎない程度に自然に軽く微笑む。
まとめ
オーディションに合格する為にはオーディション写真の出来が大きく関わってきます。写真スタジオでプロにお任せするのも勿論良いですが、お持ちのスマホで簡単に撮影できる方法をご紹介しました。家族や友人にお願いをしてリラックスしながら撮影できるので、あなたらしい魅力的なオーディション写真が撮れるのではないでしょうか。
【本記事のまとめ】
・最近のスマホは高画質でオーディション写真として十分使える写真が撮れる。
・簡単に撮れるが自撮りはNG。家族・友人に撮ってもらうかセルフタイマーを使って撮ること。
・身だしなみは清潔感を重視し、ナチュラルメイクが好ましい。
・バストアップ写真・全身写真共に正面からカメラ位置を確認して撮る