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女優

女優になるための練習や必要な事は?*早く知っておきたい大事な事

女優を目指して活動を始めようとしたとき、

「美人じゃないけどなれるかな?」

「どんな練習すればなれるだろう?」

「どうやればなれるだろう?」

このような不安を感じていると思います。

まずは女優がどんな仕事で、どんな能力を求められるかを知らなくてはなりません。
求められる能力もわからずに練習を始めても見当違いのことをしてしまい、時間ばかりが過ぎていきます。

また、当てずっぽうの練習方法では効率も悪いですね。

この記事では、

  • 女優がどういう職業なのか
  • 女優に求められる能力
  • 自分でもできる女優の練習

について書いています。

読み終わる頃には女優になるためにやるべきことがイメージできるようになります。

それでは早速解説していきますね。

 

女優とはどういう職業なのか

女優とはいったいどういう職業でしょうか。

辞書で引くとこういう意味です。

女性の俳優。女役者。⇔男優。

引用:goo辞書より

これでは全く分からないので、男優、俳優についても調べてみました。

舞台に立って、また演劇・映画・テレビなどで、演技することを職業としている人。役者。「歌舞伎俳優」「性格俳優」

引用:goo辞書より

ということは女優とは

「演劇・映画・テレビなどで演技することを職業にしている女性」

ということになります。

この中でも「演劇」と「映画・テレビ」では性質が違っているため、女優は2タイプに分けられます。
いずれのタイプであってもセリフを覚えたり、演技を追及したり努力必須な職業と言えます。

舞台女優

「演劇」をメインに活動している女優です。

舞台女優にはこのような特徴があります。

  • 舞台は本番のやり直しがきかないため、厳しい稽古を積みかさねる
  • 期間中は何度も公演するため繰り返し同じ内容を演じる
  • 舞台演劇は回を追うごとに変化するため臨機応変な対応が要求される

映画・テレビ女優

「映画」「ドラマ」「CM」など映像作品をメインに活動している女優です。

映画・テレビ女優にはこのような特徴があります。

  • 撮影の順番が台本通りでないため、瞬時に切り替える演技力が求められる。
  • 一度に視聴している人数が非常に多いため知名度が上がりやすい
  • 仕事1本あたりの単価が高い傾向にある

 

女優に求められる能力

有名な女優はみな整った顔立ちでスタイルがいいですね。

しかし、女優の優劣というのは外見で決まりません。

もちろん主演女優が美人であることは多いです。
ですが台本によっては、美人ではいけない役も存在します。
なので女優としての能力が高ければ、外見に関わらずキャスティングされる可能性は充分あります。

「片桐はいり」「濱田マリ」をはじめとした個性派と呼ばれる女優達も、しっかり活躍していることはご存じのとおりです。

それは女優として求められる以下の能力に優れているからに他なりません。

  • 演技力
  • 健康管理
  • 感受性
  • タフなメンタル

これらがどういったものか一つずつ解説していきます。

演技力

女優として一番必要な能力です。

演技力と一口に言ってもピンときませんね。

演技力を分解すると以下の3つの要素に分けられます。

  1. 発声
  2. 表情
  3. 演技

これらの要素を総合して演技力となるわけです。
それぞれを深堀して見ていきましょう。

発声

発声とは声を出すことですが、女優に必要なのは声をコントロールする技術です。

滑舌よくはっきりしゃべることは大前提として、声をコントロールする要素は「大きさ」「声色」の2つです。

 

大きさのコントロール

腹式呼吸を用いた発声をマスターする必要があります。
腹式呼吸なしでは、声のボリュームの最大値が全く足りません。

声を大きくすると常に怒鳴り声になるようでは、演技ができませんね。

どんな声の大きさも適切に出して演技することができる能力が必要です。

 

声色のコントロール

声色のコントロールとはシーンや役によって声の調子を変化させることです。

低く太い声が必要な役もあれば、かわいい高めの声が必要な役もあります。

またシーンによっても声色を変化させることができれば演技に幅が出ます。

与えられた役やシーンに合わせて適切な声色を選択し、演技できる能力が必要です。

表情

普段生活している中で自然と顔に感情は現れています。
しかし、意図的に表情を作るというのは難しいものです。

鏡を見て「喜怒哀楽」の表情をそれぞれ作ってみましょう。
恐らく、ぎこちない表情になったと思います。

もし、ドラマを見ていてセリフと顔がかみ合っていなかったら気持ち悪いですよね。

なので、場面、セリフに合った適切な表情を出せる能力が女優には必要になります。

役作り

女優は台本に合わせて様々なキャラクターになりきらなくてはなりません。

そのためにはこれらのことに力を入れる必要があります。

  • セリフの前後関係からそのキャラクターの状況を深く考察する
  • 日常生活で感じる感情を記録する
  • 男性やお年寄り、子供など全く異なる人間になりきる練習をする

なので役作りとは、台本の行間を読み解き、日頃の練習や研究の成果を使って演技する能力と言えます。

健康、体型管理

怪我や病気で体調を崩しているようでは女優は務まりません。

他の職業でもそうですが、女優は特に「体が資本」です。

常に健康体であることに、非常にメリットがあります。
いつでも100%を発揮できなければ、チャンスを逃してしまいます。

わかりやすいところでは

「オーディション当日に風邪を引きました。」

これはチャンスを逃していますよね。
オーディションを合格した後でも、稽古や本番を休むようではあなたの評価は下がっていきます。

女優として生きていくには、健康でいられる努力を欠かしてはいけません。

 

体型も一定に保てることが大事です。

一定に保つだけでなく、役に合わせて太ったり痩せたりしなくてはいけない場面もあります。

こういった要求は日常生活の管理を徹底し、体型を自分のコントロール下に置かなくてはできません。

タフなメンタル

女優をやっているといろいろな出来事が起き、いろいろな人と出会います。

時には厳しい指導で今までやってきたこと全否定されて、涙を流すかもしれません。

時にはオーディションに10連続で落ちて、落ち込むかもしれません。

何があっても「絶対に女優になってやる」という気持ちがなければ、途中であきらめてしまうでしょう。

どんなに落ち込んだとしてもまた立て直せることは、女優になる上で大事な要素です。

 

女優になるための練習

女優になるためにやっておきたい練習を紹介していく前に、守らなくてはいけないことが1つあります。

注意ポイント

どんなことでも、ほんの5分だとしても必ず毎日練習をすること

これは女優を目指すうえで必須です。
必ず守ってください。

人間、1日でもサボってしまうと「今日もまぁいいか」と思って続けられなくなってしまいます。

ダイエットも1日サボるともう続けられませんよね。

ダイエットはまだ体型だけの話だからいいですが、女優は将来の夢です。
人生がかかっています。
今日1日休むことが将来を大きく左右します。

なので、毎日少しでもいいので必ず続けましょう。

ここで紹介する練習は以下の3つです。

  • ボイストレーニング
  • 映画・ドラマを見てコピー
  • 筋トレ・ストレッチ

それではこれらの練習について解説していきます。

ボイストレーニング

演技において発声は重要な要素です。

そこで、自宅でできるトレーニング手順を紹介します。

ボイストレーニング手順

  1. 姿勢・呼吸法を整える
  2. 息を長く吐く練習
  3. 表情筋トレーニング
  4. 活舌・発音トレーニング
  5. リップロール

この順番でボイストレーニングを行います。
これだけでは何をやっていいかわからないので、それぞれ個別に見ていきましょう。

姿勢・呼吸法を整える

まず姿勢を整えましょう。

姿勢確認の手順です。

姿勢確認の手順

  1. 仰向けになる
  2. 両肩が地面につくかどうか確認する
    →浮いていたら背中側に開く
  3. 腰の浮き具合を確認する
    →拳一つ入るようだったら腹筋を使って地面に近づける
  4. 修正した感覚を立った状態で再現する
    →鏡を使ってまっすぐ立てているかチェック

下記の画像を参考に立った状態の正しい姿勢を確認してみてください。

引用:IZMIC BE STUDIO ブログ

 

正しい姿勢が作れたら腹式呼吸で呼吸してみましょう。

腹式呼吸とは文字通り、お腹を膨らませて呼吸をする呼吸法です。

息を吸うときにお腹が膨らんで、吐くときにしぼめばOKです。

このやり方でたくさん息を吸えるようになります。

息を長く吐く練習

歯と歯の間から「スー」という音を出しながら息を吐き続ける練習です。

 

練習手順

  1. 腹式呼吸でたっぷり息を吸います
  2. 30秒間一定に息を吐き続けます

息を長く吐けるようになると発声時のお腹の支えがうまくなり、声の安定につながります。

目標は60秒のロングブレスです。

注意ポイント

30秒続けられない場合は、息を吸う量が足りません。
思いきり吸ってみましょう。

それでも難しければ、吐く息の量を少なくして一定を保ちましょう。

表情筋トレーニング

このトレーニングは母音「あいうえお」の口の形を繰り返し行う発声練習です。

「あいうえお」それぞれを特に大げさに顔を動かして、顔の筋肉を鍛えます。

「あ」「い」「え」は顔が広がる方向への動きで、口角や筋肉を上にあげることを意識しましょう。

「う」「お」は顔がすぼまる方向への動きで、口をしっかりすぼめて発音しましょう。

ボイストレーニングではありますが、声を出さず顔の動きだけでも充分なトレーニング効果があります。

ポイント

最初はしっかり練習すると、顔が筋肉痛になります。
筋肉痛になることが、練習の効果が出ている目安です。

滑舌・発音トレーニング

滑舌・発音を改善するには舌の筋肉を鍛える必要があります。

舌を鍛えるトレーニングは次の手順で行います。

手順

  1. 舌をできるだけ上に伸ばす
  2. 数秒間キープ
  3. 下左右それぞれの方向で繰り返す

舌の筋肉を鍛えることに加えて、早口言葉の練習によって滑舌を改善しましょう。

代表的な早口言葉を10個紹介します。

苦手なものに挑戦するほど効果が高いです。
ぜひ挑戦してみてください。

早口言葉

  1. 隣の客はよく柿食う客だ
  2. 赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
  3. バス ガス 爆発
  4. 赤パジャマ 黄パジャマ 青パジャマ
  5. 裏庭には二羽にわとりがいる
  6. 生麦 生米 生卵
  7. お綾や 親に お謝り
  8. お綾や 八百屋に お謝り
  9. 老若男女
  10. 旅客機の旅客

リップロール

リップロールとは、軽く閉じた唇に声を当ててプルプルプルプルと震わせるトレーニングです。

唇を軽く閉じて少ない息の量で唇を震わせます。
慣れてきたら低音→高音と音程を変化させるのも効果的です。

文字では伝わりにくいので、解説動画を参考にしてみてください。

引用:ソニック・ボイストレーニング・スクールチャンネルより

リップロールには、表情筋や声帯のリラックス効果、声帯の筋肉のマッサージ・ウォーミングアップ効果があります。

繰り返し続けることで力を入れずに唇を動かせるようにもなります。

映画・ドラマをみてコピー

女優を目指すにあたって一流女優の演技は最高の勉強材料です。

現代では動画配信サービスも充実しているので、様々な映画・ドラマで一流女優の演技を見ることができます。
トッププロの技術を手軽に入手し、繰り返し見られるのは大きなメリットです。

では映画・ドラマを用いた練習の手順を紹介します。

練習手順

  1. 理想の女優が出演する作品を決めて、覚えるまで繰り返し見る
  2. 作品のワンシーンを演技してコピーする
    ※セリフだけでなく動きや表情などすべてを同じにできるように
  3. 周りの人に披露して、評価してもらう

一流女優の演技をコピーする中でうまくいかない部分が出てくるはずです。
むしろ、最初はうまくいかないことばかりです。
うまくいかない部分がどうしてできないのかを考えて、改善していくことで演技力が向上していきます。

注意ポイント

「女優だから自分らしさが必要なのでは?」と思いましたよね。

日本の武道において「守破離」という考え方があります。

  1. 「守」師の教えを忠実に守る
  2. 「破」ほかの流派などの良いところを取り入れる
  3. 「離」独自の新しいものを生み出す

という武道の上達における段階を示しています。

女優においても最初は「守」。
忠実に再現して練習することが重要です。

筋トレ・ストレッチ

筋トレやストレッチをすることで体力がつき、けがをしにくい体を作ることができます。

筋トレは基本的な3つを抑えましょう

  • 腕立て伏せ
  • 腹筋
  • 背筋

筋肉がつくことで基礎代謝が上がり、体型維持にもつながります。

ストレッチは下記の3つを取り入れましょう。

プロ野球選手でも取り入れている、怪我しにくい体を作るために有効なストレッチです。

  • 肩入れ
  • 腕伸ばし
  • 股関節

引用:haruceo’s blogより

女優も体が資本です。
しっかり鍛えて厳しい稽古やタイトなスケジュールに耐えられる体を作りましょう。

 

女優のなり方

女優になるためには大別すると下記のように分けられます。

  • オーディションを受ける
    • 芸能事務所や作品
    • 劇団に入る
    • 養成所に入る
  • スカウトされる
  • モデルなど別の切り口で有名になる

これら3つについて詳しく見ていきましょう。

オーディション受ける

オーディションを受ける場合、それぞれ難しさが異なります。

芸能事務所・作品>劇団>養成所

この順番で難しいです。

芸能事務所や作品のオーディションでは即戦力を求めており、すでに稼げるレベルの女優で事務所のカラーにあっているか、役にはまっているかを見られます。

劇団のオーディションは即戦力が欲しいという側面もありますが、育てることを前提に伸びしろをみて採用するケースもあります。

養成所は文字通りこれから女優として修業を積んでいく人が所属する場所なので、やる気やポテンシャルを見られます。

以上から、未経験者は養成所に入ることが最初の目標になります。

養成所では女優になるためのレッスンを受けられます。
さらに養成所がパイプを持つ劇団、作品などのオーディションも斡旋してもらえます。

スカウトされる

スカウトはオーディションなしに芸能事務所に所属できるチャンスです。
受け身な方法なので、スカウトされるまで果てしない時間がかかってしまうことが予想されます。

あくまでサブプランにとどめましょう。

モデルなど別の切り口で有名になる

モデルで有名になった人が、ドラマや映画に出始めたりするのを見たことがありますよね。

女優としてデビューしなかったとしても、別の芸能分野で活躍することで女優に転向できるケースもあります。

他の方法と比べると、女優になるためにはかなり遠回りです。

女優になるためには演技力を高めてオーディションを受けていくのが正攻法です。

 

有名女優のエピソード

現在活躍中の女優の中にもオーディションに落ち続けてなかなか結果が出なかったという人もいます。

有名な女優ですら何十回もトライしなくては成功できなかったのです。

ということは、成功できるまでトライし続けるんだという強い気持ちで挑戦し続けることが大切です。

失敗に心折れず、トライし続けた女優「水川あさみ」「有村架純」のエピソードを紹介します。

水川あさみ

辛い下積み時代を重ねた女優3人目は、その演技力の高さに定評がある水川あさみです。

水川あさみは13歳の時に『家なき子』の影響を受けて芸能事務所に入所しました。

その後、旭化成のCM『ヘーベルハウス』でデビューするも他のオーディションのほとんどが不合格、当時のことを彼女は「落ちた記憶しかない」と振り返っています。

しかし、15歳の時に映画『劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』で銀幕デビューを果たし、以降数々の映画作品で主役の座を勝ち取っています。

引用:spicaより

「ENEOS」のCM出演をはじめとして活躍中の水川あさみも、ブレークまでにオーディションで苦労をしていた女優の一人です。

13歳で事務所に所属し、映画デビューまでの2年間「落ちた記憶しかない」というほどオーディションに落ち続けています。

女優として花開くまでの2年間、努力を継続し続けたことが才能なのかもしれません。

有村架純

有村架純(かすみ=20)にとって2013年は芸能界に入って4年目。「あまちゃん」のほか、「SPEC」「JUDGE/ジャッジ」など話題の映画や多数のCMに出演。大ブレークの一年になった。

(中略)

 女優に興味を持ったのは中3のころ。ドラマを見ながら、「私だったらこう演じる」と考える自分に気づき、夢への道を模索した。

「どのタレントさんがどの事務所にいるかとか、オーディションの日とかを調べて、『女優になるためノート』を作り、いまの事務所のオーディションに参加しました。兵庫県伊丹市出身なので、話し方の勉強もする必要があって、実際に事務所入りできたのは高2になってからでした。『あまちゃん』も都会と地方がキーワードでしたが、私も地元愛は強いですよ。幼なじみは家族同然だし、唯一ホッとできる場なので。13年12月に伊丹市の大使に任命されたので、張り切って務めていきたいと思います」

引用:AERIAdotより

有村架純もブレークするまでに苦労をしてきた女優です。

インタビューコメントにあるように「女優になるためノート」を作って、事務所に所属するまでにまず2年かかっています。

さらにブレークするまでに4年を要しており、合計6年間かけてようやく有名女優と呼ばれるまでになりました。
この間100を超えるオーディションに落ち続けています。

努力を継続する力とタフなメンタルが、有名女優となるまでの道のりを支えたと言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

女優になるために必要な能力や練習について解説してきました。

要点は下記のようになります。

まとめ

  • 女優は演技力が大事。外見は関係ない
  • 練習は小さなことでも必ず毎日やる
  • 女優になるためにはオーディションを受けることがほぼ必須
  • 有名女優でもオーディションは落ち続けていた過去があるので、あきらめず続けることが大事

毎日の練習を積みかさねていてもその結果がいつ出るかは誰にもわかりません。

結果が出るその日まで継続できることが、女優として成功をつかみ取るためには1番必要です。

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