「ボイストレーニングをしたいけどどんな効果あるのかな」
「ボイストレーニングの効果が出ない!なぜ?」
とお悩みの方、実は多いんです。
実際はどうなのでしょうか。
それはズバリ、
効果や効果が出る早さは、人とやり方により様々です。
それでは早く効果を実感する為にはどうしたら良いのか?
という方の為に、今回は
・ボイストレーニングはどんな効果があるのか
・効果が出るのはいつ頃から
・効果の出ないボイストレーニングの特徴
・早く効果を出す方法
について解説しています。
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目次
ボイストレーニングは効果があるのか
ボイストレーニングを行う上で、まず気になるのは
ボイストレーニングは効果があるのか?
ですよね。
ご安心ください。効果はちゃんとあります。
ただ、最初にお伝えしたように効果は個人差があります。
正しい方法や上手くなるポイントを知った上で練習を行うことで、しっかりと効果が出ますし、効果の出る時期も早くなりますよ。
では、具体的にどんな効果があるのでしょうか。まずはそちらをみていきましょう。
ボイストレーニングの5つの効果
ボイストレーニングを行う事で、歌手や声優のような魅力的な声が出せるようになります。
ボイストレーニングを行う事で得られる効果は大きく次の5つに分けられます。
ボイストレーニングの効果
・声量が上がる
・音域が広がる
・ビブラートなどのテクニックが使えるようになる
・音感がよくなって歌が上手くなる
・魅力的な話声になる
最近では、就職活動や大事なプレゼン発表で声が小さくなったり震えたくない、気になるあの人と仲良くなりたいというお悩みの方も、これらの効果を期待してボイストレーニングをしています。
日常生活で声に自信を持ちたいという人も
では、これらの効果を詳しく見ていきましょう。
声量が上がる
ボイストレーニングは声に直結する「喉」のトレーニングだけでなく、腹式呼吸などのトレーニングもあります。
正しく空気を取り込んで腹から声を出す事で、大きく太い声を出すことができるようになります。
「芯のある太い声を出せるようになりたい」
「声が小さくて震えてしまう」
「カラオケでBGMに負けない声で歌いたい」
と思っている方には、とても嬉しい効果ですよね。
音域が広がる
音域は、呼吸と裏声の出し方をマスターすることで、普段の声よりも低い声や高い声を出せるようになります。
プロの歌手や声優が様々な音程の声を上手く使い分けられるのは、喉の可動域を広げていつでも出せるようにしているからです。
音域は練習次第で男女ともに3オクターブは自在に出せるようになりますよ。
ビブラートなどのテクニックが使えるようになる
ボイストレーニングを行う事で、カラオケの採点などでよく見かける「ビブラート」や「こぶし」など声のテクニックを手に入れることができます。
声のテクニック
【ビブラート】
歌の中で伸ばす時に使う、声を揺らすテクニック。使いこなすことで心地の良い魅力的な歌声になります。
【こぶし】
演歌や民謡などでよく使われる、声をひねり上げるテクニック。使いこなすことで抑揚のついた個性的な歌声になります。
友達とカラオケにいって歌う時に、ビブラートやこぶしが使えるとちょっと自慢になりますよね。
音感がよくなって歌が上手くなる
ボイストレーニングをしようと思う人は、
「歌が上手くなりたい」
という理由で始める人が多いです。
ボイストレーニングを行っていく中で自分の声の音程や出し方を理解することで、音感を鍛え、自分が出したい音の声を出せるようになるので、自然に歌が上手くなります。
魅力的な話声になる
色々な人と話す中で、
「あ、この人の声聴きやすくて魅力的だな」
と思った経験ありませんか?
魅力的な声は、抑揚や声の深みなど様々な要因が挙げられますが、それらはボイストレーニングで作り出すことができます。
魅力的な声になることで、仕事でのプレゼン時にいつもより話を聞いてくれると感じたり、気になる異性と上手くいったりするかもしれませんよ。
ボイストレーニングの効果が出るのはいつ頃?
結論をいうと、
ボイストレーニング の効果が出る時期は人ぞれぞれで違います。
ただ、ボイストレーニングで効果を感じ始める時期で多いのが半年〜1年と言われています。
人それぞれで違ってくる理由としては、ボイストレーニングを始める前から音楽経験があったり、喉や体の感性が豊かであったり、トレーニング方法などです。
また、ボイストレーニング との向き合い方でも効果が出る時期は変わってきます。
やる気がある人は、ない人よりも集中しているので、ちょっとした音程の違いや呼吸法にも影響してくるのです。
効果を早く出すためには?
「どうせやるなら早く効果を出したい!」
「人によって違うとはわかったけど、早く上達する方法はないの?」
という方、それから紹介する方法を取りれることで、ボイストレーニングの効果を上げることが期待できます。
効果を出やすくする方法
・なりたい声をイメージする
・トレーニングを録音して聴く
・自主練習をする
是非、日々の練習に取り入れて見てください。
なりたい声をイメージする
ボイストレーニングを行う上で、目標をイメージすることはとても重要です。
「どんな声の自分になりたいか」
「どんなテクニックを身に付けたいか」
などを練習前に考えておくことで、意識をしながら練習に望めます。
目標がいまいち決まらないという方は、好きな歌手や声優の声の特徴を頭に入れておくのも良いでしょう。
トレーニングを録音して聴く
勉強は、復習をすると理解が深まると言いますが、ボイストレーニングも同じです。
録音することでボイストレーニング後にもう一度聴くことで、練習中では気付かなかった注意点に気づくことが出来ます。
実は、自分が普段聴いている声と、他人が聴いている自分の声は少し違っています。
録音をすることで、「自分の声が他人からどう聞かれているのか」を知ることが出来ます。
また、練習中には気付かない小さなクセも見つけることが出来て、上達するきっかけになりますよ。
ビデオカメラで録画すると、声以外にも表情なども見られて良いですが、なければスマホの録音機能でも十分ですよ。
自主練習をする
ボイストレーニングの効果が出るのが早い人の多くが、自主練習をしています。
声は筋肉・粘膜・靭帯からなる声帯から出ています。
筋肉は定期的に動かしてあげないと、硬く動きにくくなり、効果が出ずらくなります。
週1回60分の自主練習を行うというよりは、毎日5〜10分で構わないので毎日筋肉を動かしてあげましょう。
(出典:元声優養成所の生徒が自宅で出来るボイトレ方を教えます!!)
ボイストレーニングの効果がでない人の特徴
ボイストレーニングを同じようにしていても、他の人の方が早く効果が出るとやる気が無くなりますよね。
「なぜ私だけ効果が出ないの?」
とお悩みの方、効果が出づらいのにはこんな特徴が挙げられます。
効果が出ない人の特徴
・やる気がない
・ボイストレーニングを行う十分な環境がない
・練習方法が間違っている
・ボイトレ教室だけの練習で終わっている
・体の調子が悪い
これらを詳しく見ていきましょう。
やる気がない
先ほど説明したように、ボイストレーニングを行う上でやる気がないと、練習することが億劫になり上達も遅くなります。
ボイストレーニングは、呼吸を整えたり、息を吐き続けるような地味な練習もあります。
しかし、地味ながらとても重要な基礎の練習なので、これを怠ると技術的な練習をしても身につかないのです。
「どんな練習も頑張って早く上達するぞ!」
という強い意思を持つことが大切です。
ボイストレーニングを行う十分な環境がない
たとえやる気に満ち溢れていても、ボイストレーニングを行う環境がないと十分な効果は得られません。
たとえば、防音設備が整っていない部屋で声を出す練習をしても、周りを気にするあまり無意識に抑え気味になってしまうでしょう。
そうすると、得られる効果も半減してしまい、効果が出づらくなります。
練習方法が間違っている
この特徴は、自宅やカラオケなどで自力で練習をする人に多い特徴です。
自分ではしっかり出来ているつもりでも、実際は間違った方法になっていたり、鍛えたい場所とは違う場所が鍛えられていて思ったように効果が出ないなんてこともあります。
また、間違ったボイストレーニングは喉を痛める原因にもなりますので、心配な方はボイトレ教室でプロに見てもらうのが良いでしょう。
ボイトレ教室だけの練習で終わっている
「ではなぜボイトレ教室に通っているのに効果が出ないの?」
という方もいるでしょう。
その方達に多いのが、ボイトレ教室だけの練習で終わっているというものです。
ボイトレ教室はプロ講師の元、効率よくボイストレーニングを行えますが、毎日の自主トレーニングも必要です。
ダイエットや筋トレもサボったりすると、リバウンドの原因や効果が半減してしまいますよね。
ボイストレーニングも喉や腹を鍛えて声を出すので、簡単な練習で良いので毎日続けましょう。
体の調子が悪い
ボイストレーニングは喉や腹など自身の体を使う練習です。
当然、体調が悪いと十分なパフォーマンスが出せず、効果が出づらくなります。
そんな時に無理な練習を行うと、かえって喉を痛める原因にもなるので注意しましょう。
体調管理をしっかり行い、無理をしないことが重要です。
ボイトレ教室と自主練習、どちらが効果ある?
一般的なボイストレーニング方法は、
・ボイトレ教室に通う
・自宅やカラオケなどで自力で練習
の2種類があります。
ボイトレ教室に通う場合、先生の指導のもと正しい方法でボイストレーニングが行えるので、効率よく練習が出来ます。
ただ、1回のレッスン料が3,000円〜10,000円と決して安くはない事と、プロの講師のもとで練習をするので、
授業内容が自分と合っていなかったり、軽い気持ちではじめると、途中でやる気がなくなって辞める人もいるのがデメリットとして挙げられます。
自宅やカラオケなどで自力で練習をする場合、もちろんレッスン料が発生しないので、手軽に始められます。
しかし、正しい方法を知っていないと効果が半減したり、喉を痛める原因になる事と、自己管理で進めていくので根気がないと続かないのがデメリットです。
「早く効果を感じたい!」
という人は、やはりボイトレ教室に通うことをおすすめします。
また、ボイトレ教室に通いながら毎日5〜10分ほどの自主練習をすることでさらに効果が早く感じられますよ。
ボイトレ教室のメリット・デメリット
【メリット】
・プロ講師の元で効率の良い練習が行える
・正しい練習方法で喉を痛めにくい
【デメリット】
・レッスン料がかかる(3,000円〜10,000円/回)
・授業内容や講師との相性が合わないと続けづらい
自力で練習のメリット・デメリット
【メリット】
・レッスン料がかからず手軽に始められる
・好きな時間に出来る
【デメリット】
・正しい方法を行わないと喉を痛めることがある
・根気がないと続かない
まとめ
今回は、ボイストレーニング の効果について解説しました。ボイストレーニング の効果はプロの歌手や声優でなくても使えるものばかりです。誰にも始められる手軽なトレーニングですが、方法ややる気などで効果の出る速さは様々です。この記事を読んで、ボイストレーニングの効果を理解していただければ幸いです。
【本記事のまとめ】
・ボイストレーニングには5つの効果がある
・効果の出る時期は人それぞれ
・効果を早く出すには、ボイトレ教室と自主練習を並行して行うと良い
・効果のでない人には特徴がある