親であれば誰もが「我が子が可愛すぎる」と思うのではないでしょうか。
そして、その可愛い姿を形として残しておきたいと考え、赤ちゃんモデルをやらせてみたいと考える方も多いでしょう。
ただ、赤ちゃんモデルをやらせるとなると、周りの方から
「赤ちゃんモデルをやらせるなんて子どもかわいそう!」
「それって親のエゴじゃないの?」
などと言われた経験もあるのではないでしょうか。
しかし、赤ちゃんモデルをやらせることは本当に親のエゴなんでしょうか。
今回は
・赤ちゃんモデルとは
・赤ちゃんモデルは親のエゴなのか
・赤ちゃんモデルの経験で得られること
などについて詳しく解説していきます。
目次
そもそも赤ちゃんモデルとは?
そもそも赤ちゃんモデルとは、どんな仕事なのかわからない人のために簡単に説明しておきます。
赤ちゃんモデルは、一般的に生後2,3か月~3歳ぐらいの年代のお子さんを対象とするモデルのことをいいます。
少子高齢化の現代においては、赤ちゃんモデルはあまり需要がないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。
現在、ベビー商品を取り扱っている企業やファミリー向けのブランド、SNSでの起用など、様々な場面で赤ちゃんモデルの需要があります。
そのため、赤ちゃんモデルを募集する芸能事務所が増えています。
「パンパース」や「ムーニー」などのおむつCMや育児雑誌などの有名なオーディションは大人気で、毎年全国から応募が集まっています。
これらのことからも、赤ちゃんモデルをやらせたいと考えている保護者の方が非常に多いのが分かります。
赤ちゃんモデルは親のエゴじゃない!その理由も解説
赤ちゃんモデルの意味がわかったところで、本題入っていきましょう。
赤ちゃんモデルをやらせることは親のエゴ(=親の身勝手な行動)なのでしょうか。
結論を言えば、赤ちゃんモデルをやらせることが親のエゴと考える必要はありません。
たしかに事実として、冷たい目でみてくれる人がいるのも事実です。
もう子ども育て上げました。
可哀想なのはあなたの子ども。
子どもは親の所有物じゃない。
エゴでネット上に顔さらされた子どもの身になりなさい
親は自分の子可愛いと思うのは当たり前だけど他人からみたらどこにでもいる普通の赤ちゃん。モデルとか言ってるけど周りからしたら痛い母親でしかない。— くそばばあ (@t_ns4o) July 19, 2021
また、周りだけではなく、夫婦で意見が食い違い、赤ちゃんモデルをさせたいお母さんと、させたくないお父さんがケンカしてしまったというケースもあります。
https://twitter.com/monmarie333/status/983572094700040194?s=20
しかし、赤ちゃんモデルをすることで、家族の思い出になることは間違いありません。
https://twitter.com/harunatzy/status/1244207926379569152?s=20
その思い出は、子どもにとっても良いものになりますし、場合によっては自信につながることもあるでしょう。
また、赤ちゃんモデルをすることで、その子にとってもプラスになることがたくさんあります。
つまり、赤ちゃんモデルになると、子どもにとってもメリットが多いので、基本的には親のエゴと考える必要はないのです。
親のエゴとなる場合も
先ほど説明した通り、基本的には親のエゴとなることないのですが、場合によってはそうなってしまうケースもあります。
それは次の通りです。
・親の一方的な欲求
・子どもが人見知り
それぞれ解説していきます。
親の一方的な欲求
親の一方的な欲求というのは、具体的には、
・人気モデルになってほしい
・たくさんの芸能人と知り合いになってほしい
といったようなものがあります。
簡単に言えば、子どもの将来を考えてではなく、親の欲求を叶えるために赤ちゃんモデルをやらせようとしているのであれば、それは親のエゴと言えます。
子どものためを思っての行動でないのであれば、赤ちゃんモデルを目指させるのはやめた方が良いでしょう。
子どもが人見知り
赤ちゃんは基本的には自分の意思を見せることはありません。
ですので、その子が赤ちゃんモデルをやりたいと思っているかどうかは分かりません。
しかし、一つだけその意思を読み取れる方法があります。
それは、その子が人見知りかどうかを見ることです。
赤ちゃんによっては、知らない人に会うだけで泣き出してしまう子もいます。
ちょっとご近所さんに用事があり、
せっかくだから赤ちゃんを連れて行きました。ご近所さんが家から出てきただけで大号泣。
必死にあやしても泣き止まず。。すっごく人見知り泣きがします。
赤ちゃんってそんなもんなんですかね?— 新人パパの育児日記 (@ra38275) July 19, 2021
こういった子は基本的に赤ちゃんモデルをすることでストレスを感じてしまう可能性が高いです。
そのような状態で無理矢理に赤ちゃんモデルの仕事をさせるのは、親のエゴと言われてしまいます。
赤ちゃんモデルから得られる3つのこと
ここまで赤ちゃんモデルは基本的に親のエゴではないということを解説していきました。
そして先ほど説明した通り、赤ちゃんモデルをすることにはメリットもあります。
ここからは赤ちゃんモデルをすることのメリットについて解説していきます。
赤ちゃんモデルをすることのメリットは主に次の3つです。
・自立心が育つ
・度胸がつく
それぞれ解説していきます。
社交性が身に付く
赤ちゃんモデルを始めると、必然的にスタジオなどに出向くことが増えます。
そういった撮影現場では、カメラマンやスタッフなど、普段会うことのないたくさんの大人と接する機会があります。
そのため、社交性が自然と身につきます。
今では社交性がないまま大人になってしまう人もたくさんいます。
社交性のない大人に育ってしまったなぁ
— 黒ザトー (@zato_king01) October 9, 2018
そういう点では、赤ちゃんモデルをすることで早めに社交性を身につけておくことは、将来的にはプラスになる可能性が高いでしょう。
特に1歳未満の子どもは未就園児も多く、普段の生活では家族や親戚などとしか接する機会がない子どもが多いため、より効果的と言えます。
自立心が育つ
赤ちゃんモデルになれば、撮影する機会が増えます。
そして撮影となれば、細かな指示はないかもしれませんが、どういう表情をすれば大人が喜んでくれるのかわかってきたります。
それが結果として自立心の成長につながっていきます。
大人になれば自立心は必ず必要になります。
自立は経済的に一人立ちすることだけじゃない。
「親から自立(自律)したい」という話は良く聞く。生活費などのお金の面だけ意識してる人も多いけど、精神的自立=自分の判断基準を持ち、自分で決めて、自責で行動していく自立心も重要。
どう生きるか。自分の未来を自分で描くことも自立の一歩。
— 津曲もえみ@キャリアコンサルタント/キャリア・就活転職 (@moemitsumagari) July 17, 2021
そういう点では、小さい頃から自立心を身につけられることは大きなメリットと言えるでしょう。
度胸がつく
赤ちゃんモデルの活動をしていると、身内以外の大人たちに囲まれて仕事をすることが多く、緊張を強いられる場面が多くあります。
はじめはその状況に戸惑ってしまったり、泣いてしまうこともありますが、0~3歳の子どもたちの環境への適応力はとても強いため、短時間で現場の空気に慣れていきます。
そのような経験をたくさん積んでいく中で、度胸がつくようになっていきます。
度胸がある子は、日常生活の中でも行動力や適応力、チャレンジ精神旺盛な性格にもつながります。
そういう点でも赤ちゃんモデルには大きなメリットがあるということができます。
赤ちゃんモデルが親のエゴと言われた場合の対処法は?
ここまで説明してきた通り、赤ちゃんモデルは親のエゴと考える必要はありません。
しかし、いくら親側がそのことをわかっていたとしても、先程の例にもあるように、周りの人が理解してくれないことは十分にあるでしょう。
それが、身内の人でなければそこまで理解してもらう必要はないのかもしれませんが、それがもし旦那(妻)、またはあなたや旦那(妻)の両親であれば、説得が必要になりますよね。
そこでここからは、旦那や両親に反対された場合の説得方法を紹介していきます。
旦那(妻)や両親に説得する方法は次の通りです。
・赤ちゃんモデルのメリットを説明する
・親の欲求でやらせることではないとを伝える
・具体的なプランを伝える
それぞれ解説していきます。
赤ちゃんモデルのメリットを説明する
まず重要なのは、赤ちゃんモデルをすることにはメリットがたくさんあることを説明することです。
先ほどの説明にもある赤ちゃんモデルのメリットをしっかりと伝えることで、その活動が赤ちゃんにとってプラスになることを明確に伝えてあげることが大切です。
実際反対している人の中には、「赤ちゃんモデルは無駄にお金だけ払わされておしまい」と考えている方も多いです。
https://twitter.com/kurumimaru730/status/1044789854406500352?s=20
たしかに我が子を大切にする親の心に漬け込んで、無駄にお金を払わせようとする悪徳業者があるのも事実なので、そのように思ってしまうのは仕方ないことです。
ですので、相手の気持ちもしっかり理解しながら、正しい情報を教えてあげるようにしてみてください。
親の欲求でやらせることではないとを伝える
メリットを理解してもらえたら、次に重要なのは“親の欲求でやらせるわけではない”ことを伝えることです。
例えば、その子のためになるなら、お金がかかってでもやらせたいと本気で言ってみましょう。
最近の1番嬉しいことわ麗叶が聖愛の顔見えなくなると泣くこと!おいでってやると手のばしてくるところがたまらなく可愛くて嬉しすぎる♡やっぱこんな母親でもママって思ってくれんだね!赤ちゃんモデルお金かかるけど麗叶のためにがんばる! pic.twitter.com/VQYn2RfQTu
— seia (@pikaaaa21) July 7, 2013
そうすれば、赤ちゃんモデルをやらせるのは決してお金儲けのためではないということが伝わり、それだけでも反対している人の気持ちが動く可能性があります。
具体的なプランを伝える
とはいえ、赤ちゃんモデルを子どものためにやらせることを伝えたとしても、信じてもらえない可能性もあるでしょう。
そういう場合には、赤ちゃんモデルを行っていく上での具体的なプランを伝えるのも良いでしょう。
例えば、
「○○の養成所に入って、レッスンを受けさせたい」
「○○のオーディションを受けて、合格を目指したい」
など、具体的にどうしたいのかを伝えることで、その本気度が伝わるはずです。
また、赤ちゃんモデルをやらせているうちに、その子にも自我が芽生えてきます。
その場合、モデルやタレント活動を続けたいと思う子もいるでしょうし、辞めたいと思う子もいるでしょう。
そういったときに、子どもの意思を尊重することを伝えておくことも重要でしょう。
https://twitter.com/LaaavPikachu/status/510436919327461378?s=20
親のエゴを利用する悪徳企業に要注意
ここまで説明した通り、赤ちゃんモデルにはメリットが多いので、やらせてみようと考えるのであれば、積極的に行動してみ良いでしょう。
ただ、注意点もあります。
それは、親のエゴを利用した赤ちゃんモデルの詐欺が存在することです。
うちの子供があまりにも可愛すぎて天使()なので赤ちゃんモデルを調べてみたけど
詐欺とか多いんやな\(^o^)/
目が覚めたフォ━━ヽ(゚Д゚)ノ━━!!!— ayu. (@shanty000) April 6, 2017
親であれば誰もが「うちの子が一番かわいい!」と思うでしょうし、それ自体は当然の発想です。
しかし、そう思っているが故に芸能関係者と名乗るような人から「あなたの子には才能がある!」などと言われてしまうと、親としてもついその気になってしまい、言われた通りに契約書などにサインしてしまい、トラブルが発生するといった事例も多くあります。
結論を言えば、「あなたの赤ちゃんには才能がある!」などと言った褒め言葉はほぼ詐欺です。
道を歩いているときに声をかけてきて、そのような褒め言葉を言ってくるようなスカウトがいれば、それはほぼ詐欺だと思って問題ありません。
赤ちゃんモデルを本当にやらせようと考えるのであれば、スカウトを待つのではなく、自分から積極的に応募していくのが普通です。
まとめ
今回、この記事では
・赤ちゃんモデルは親のエゴなのか
・赤ちゃんモデルの経験で得られること
・赤ちゃんモデルを反対されたときの対処法
について解説しました。
まとめると、
・赤ちゃんモデルとは、一般的に生後2,3か月~3歳ぐらいの年代のお子さんを対象とするモデルのこと。
・赤ちゃんモデルは基本的に親のエゴと考える必要はない。
・赤ちゃんモデルの経験をしていく中で得られることがたくさんある。
・親のエゴを利用した悪徳芸能事務所には注意。
となります。
赤ちゃんモデルはその子にとっても大きな財産になる可能性が高いです。
迷っている方は、ぜひ積極的にオーディションなどに応募してみてください。