テニミュとは、ミュージカルの【テニスの王子様】略称となります。
テニミュは2.5次元ミュージカルの元祖と言われており、またデビュー作となることが多いことから若手俳優の登竜門とも言われています。
そんなテニミュですが、
「オーディションはいつしているの?」
「倍率は?」
「オーディションはどんな内容なの?」
などと疑問に思うことが多いかと思います。
そんな方に向けてこの記事では
・オーディションはいつしているのか
・倍率はどのくらいか
・どんな内容なのか
に分けて説明していきたいと思います。
テニミュのオーディションはいつ?
色々と調べてみましたが、「いつ」という明確な期日は出てきませんでした。
その理由としては、実はテニミュのオーディションは一般応募はしていません。
まず、事務所のほうに「オーディションがあります。受けてみませんか?」とお知らせがあります。
その後、事務所の方から「この役で受けてみたら」とお声掛けがあり、やっとオーディションを受けることができます。
つまり、テニミュオーディションは事務所に所属していないと、オーディションを受けるどころか、情報も知ることができないということです。
いくら受けたいと思っても待っているだけでは一生チャンスは巡ってこないので、自分自身でも行動していく必要があります。
テニミュ歴代キャストの事務所はどこ?
歴代のテニミュキャストは多くの事務所から抜擢されていますが、その中でも多いのは以下の事務所です。
・ワタナベエンターテインメント
・AMUSE(アミューズ)
・スターダストプロモーション
・オスカープロモーション
この中でもワタナベエンターテインメントからは多くの俳優が抜擢されています。
テニミュ1st 5代目青学 不二周助
橋本汰斗 pic.twitter.com/a5JaduPYVv— ZoO@テニミュ垢 (@himahima_boooo) October 19, 2014
テニミュ1st 3代目青学 海堂薫
柳下大 pic.twitter.com/NJ8CtRxFmR— ZoO@テニミュ垢 (@himahima_boooo) October 19, 2014
いいえ。そういった事はありません。
・兼崎健太郎さん(インゴットエンタテイメント所属)
・久保田悠来さん(ジャパン・ミュージックエンタテイメント所属)
・田口司さん(ワンピースエンタテイメント所属)
といったように、大手ではない事務所からの合格も多くあります。
【初代 真田弦一郎役 兼崎健太郎】
1984年6月2日 生まれ言わずと知れた炊いてー!!/
公演中、真田のいかつい喋り方をしてるせいか反動でバクステでは大体米騒動を起こす
1stのMr.テニミュ pic.twitter.com/goUtfqwrx9— ミュキャス紹介 (@teni__m) January 7, 2014
貴虎兄さん役の久保田悠来さんはテニミュで跡部をやってたらしいねー
歴代テニミュ跡部は全員ライダーに変身してるそうですねー
カブトのトンボの人とかディケイドとかレモンのプロフェッサーとかw pic.twitter.com/3v5T44D2mk— キロクP (@rokiroki81) August 17, 2014
このように、大手の事務所だから合格するというわけではないようです。
詳しいことは後述しますが、テニミュオーディションは所属事務所で選んでいるわけではないので、事務所や劇団に所属している人全員にチャンスがあります。
テニミュオーディションの倍率は?
オーディション倍率は、50倍弱と言われています。
数字でいえば、「倍率50倍弱」・・・という記録がありますね~。 テニミュの生みの親・育ての親であり、その草創期からオーディションに携わってきた元・マーベラス音楽出版代表取締役社長の片岡義朗さん(現:ドワンゴ取締役)が、かつて次のように話されていたことがあります。 まず、 ’06年の春先から、冬の『立海 feat. 六角』公演に向け、新生の立海チーム8人を選ぶことになりましたが、この時のアプライは書類だけで3百数十人(!)。そこから数次にわたる面接を経て、最終的にメンバーを決定した・・・ということです。
引用: Yahoo!知恵袋
ただでさえ応募が多く倍率が高いオーディションですが、調べてみると一度のオーディションで合格するというのは非常に難しいようです。
例えば、テニミュ2ndシーズン 山吹”室町十次”役に合格した、声優として有名な小野賢章さんは自身のTwitterにて、以下のように語っています。
オーディション一回で受かった人は羨望の眼差しで見られる。#テニミュ出た人あるある
— 小野賢章 (@ono_kensho) August 6, 2018
また、テニミュ1ndシーズン 四天宝寺"一氏ユウジ"役に合格した平野良さんは自身のブログにて以下のように話しています。
実は私、一度オーディションに落ちているんです。青学5代目の菊丸役でした。
引用:平野良 公式ブログ - テニス - Powered by LINE
このように、他にも合格した方を調べてみると受からず違う役で応募と何度も挑戦してやっと合格したという方が多いです。
合格するには?
確かに演技やダンスなど経験があれば、より合格できる可能性が高くなるでしょうが、実際経験がなくても合格している方もいます。
テニミュ2ndシーズン 青学"河村隆"役に合格している章平さんは、インタビューで以下のように話しています。
テニミュでデビューさせていただいた時はただの大学生で、お芝居はもちろん、歌ったこともないし、踊ったこともありませんでした。でも、身体を使うことは好きだったんです。
引用:エンタステージ
これをみても分かるように、経験がなくても合格することはできます。
テニミュオーディションの判断基準について、オーディションに携わってきた元・マーベラス音楽出版代表取締役社長の片岡義朗さんがインタビューで以下のように語っています。
――テニミュではやはり「キャラクターらしさ」でしょうか。
片岡:それよりもまず「熱」ですね。
キャラクターになりきりたい、この役を大切に思って、ものにしたいという気持ちです。
その熱気の総量が舞台の熱量になります。その次に来るのがキャラクターになりきることで、稽古場にはいつもマンガ全巻を置いて役者が研究できるようにしていました。
気持ちがあれば技術は後からついてくるし、そうした様子をファンは「成長している」と応援したくなるのが心理です。
引用:テニミュ仕掛け人が語る「空耳」と「2.5次元」誕生 2次元×舞台×ネットはこうしてつながった: J-CAST ニュース【全文表示】
このように、ダンス・歌など経験がなくても【気持ち】をしっかり持っていれば合格できる可能性があるようです。
また、片岡義朗さんは以下のようなことも語っています。
――キャストは当時無名の俳優の方々でした。
片岡:無名の俳優を起用するのも、キャラクターにこだわる一環です。すでに売れている人だと、その人個人のイメージとキャラクターのイメージが対立してしまう。俳優の人となりについてもそのキャラクターに近い人を見極めようとしました。
引用:テニミュ仕掛け人が語る「空耳」と「2.5次元」誕生 2次元×舞台×ネットはこうしてつながった: J-CAST ニュース【全文表示】
これを見ても分かるように、無名であることがテニミュのオーディションで合格する一つの条件でもあったようです。
テニミュオーディションの内容は?
テニミュのオーディションは一般的に宣伝をして応募者を募集しているわけではないので、明確な内容がこれというのは出てきませんでした。
しかし、テニミュオーディション経験者などの情報を見てみると、下記のような内容がある事が分かります。
・書類選考
・セリフの実演
・ダンス・歌の審査
この3つは確実にあります。
ではその理由として、以下の内容を見ていきましょう。
テニミュの生みの親・育ての親であり、その草創期からオーディションに携わってきた元・マーベラス音楽出版代表取締役社長の片岡義朗さん(現:ドワンゴ取締役)が、以下のように語っています。
’06年の春先から、冬の『立海 feat. 六角』公演に向け、新生の立海チーム8人を選ぶことになったが、この時のアプライは書類だけで3百数十人で、そこから数次にわたる面接を経て、最終的にメンバーを決定。
引用: Yahoo!知恵袋
これをみてもわかるように、一次審査として書類審査があることが分かります。
次に、テニミュ1ndシーズン 四天宝寺"一氏ユウジ"役をしていた平野良さんが自身のブログにて、以下のように語っています。
オーディション中に役が変更になったりもするのですが、私はセリフ実演をする度にかわったきがする。
最初は白石でそのあと何役か実演し、最終的に一氏になったのです。
引用:平野良 公式ブログ - テニス - Powered by LINE
こちらをみて分かるように、書類審査後に次はセリフ実演があることが分かります。
そしてセリフ実演する度にとあるようにという記述が、片岡義朗さんが言っていた数次にわたる面接を指していると思われます。
また、2つの内容から、何度も実技審査があることが分かります。
そしてテニミュ2ndシーズン 比嘉"平古場凛"役に合格した染谷俊之さんはインタビューで以下のように話しています。
-----オーディションではどんなことをしたのですか?
染谷:セリフと歌とダンスです。ラケットもあって、セリフ読むときに「ラケット使っても使わなくてもいいよ」って言われて。「え、使っても使わなくてもいいの?」と思って僕は使ったんですけど。
オーディションのダンスの振付があるんですけどそれはラケット使ってダンスするものでしたね。
引用:「次」じゃなく「その時」を全力で―染谷俊之そこはかとなくインタビュー①|Nizista (ニジ★スタ) - オタクカルチャー専門WEBマガジン
こちらを見て分かるように、ダンス審査や歌の審査もあるようです。
ラケット使う使わないでどう表現するのかどうかでも審査の対象になっていくことが分かります。
役の特徴だけでなく、自分なりのその役のイメージなどをしっかり作っていくことが大事ですね。
まとめ
ここまでミュージカルテニスの王子様のオーディションについて話をしてきましたが、
・いつオーディションをしているかの明確な期日がない
・一般応募がなく事務所所属が必須だが大手だから良いというわけではない
・倍率は50倍弱だが、無名であり経験がなくても合格は可能
・書類審査とセリフ実演・ダンスと歌の審査がありオーディション中に役の変更があり
となります。
疑問は解消できましたか?
少しでもこの記事が役に立てていれば良いと思います。