浅野忠信さんや三浦貴大さん、柳俊太郎さんなど、実力のある個性派タレントが所属している芸能事務所・アノレ。
浅野さんを筆頭に、日本だけでなく海外のドラマや映画でも見かけることが増えてきました。
「憧れの浅野さんのいるアノレに入りたい!」
「将来は個性派俳優として名を上げたい!」
このように思っている方も多いかもしれません。
アノレのオーディション情報はなかなか表に出てきませんが、果たして実際はどのようになっているのでしょうか。
早速見ていきましょう。
目次
アノレ ってどんな事務所?
1996年、東京都渋谷区に設立された芸能事務所アノレ。
設立したのは、個性的な雰囲気が魅力の国際ハリウッド俳優、浅野忠信(あさのただのぶ)さんの父親である佐藤幸久さんです。
息子・浅野さんが当時所属していた事務所から独立することを機に、設立されました。
所属タレントは、浅野さんのように個性的かつミステリアスで、どこか強い芯を感じさせる方ばかり。
ヴェネツィア国際映画祭で高い評価を得た、2015年公開の映画『ブランカとギター弾き』の監督を務めた長谷井宏紀(はせいこうき)さんや、
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2015年の大ヒット映画『進撃の巨人』や、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、その他様々なドラマやCMに出演されている人気俳優の三浦貴大(みうらたかひろ)さん、
2009年のメンズノンノでグランプリを受賞され、以降『GINZA』や『装苑』などの個性派雑誌や、2018年公開の『チェリーボーイズ』などの映画にてモデル・俳優としてマルチに活躍されている栁俊太郎(やなぎしゅんたろう)さんなど、
モデルや俳優に限らず、アートや映画などカルチャーの様々な分野で活動されている方も多く所属しています。
過去には、マニッシュな雰囲気が魅力の菊地凛子(きくちりんこ)さんや、
映画『硫黄島からの手紙』や、大人気刑事ドラマシリーズ『SPEC』など、日本だけでなく海外でも活躍されている国際俳優・加瀬亮(かせりょう)さんも所属されていました。
一時期、事務所会長の薬物騒動でマスコミに取り上げられてしまいましたが、所属タレントの人気は衰えることなく、勢いを増してゆくばかりです。
そもそもオーディションは開催しているの?
個性派俳優やアーティストを束ねる芸能事務所アノレ。
今のところ、近々オーディションを開催するという情報は無いようです。
ですが、過去にはオーディション情報サイトである「Deview」などとの合同開催オーディションはあったようですね。
2016年に行われた『新人育成ワークショッププロジェクト』では、映画監督である吉田康弘さん、そしてアノレの新人開発スタッフを招き、俳優志望のdeview読者に対してワークショップを行ったようです。
(出典:Deview)
もう一つのオーディションサイト「narrow」には、アノレのオーディション情報は掲載されていないものの、「プロダクション」として対象年齢や、求める人物像などが紹介されているので、過去にオーディションを開催した可能性は十分にあると言えるでしょう。
(出典:narrow)
また多くの芸能事務所では、公式サイトに"新人募集"と題し、履歴書や送付先が記載されたページがあるのですが、アノレにはそのようなページが存在していません。
所属タレントの数はそれほど多くなく、独特の空気感がある方ばかりですし、オーディションという形式で一般応募を募るよりは、もしかしたらスカウトによる発掘に力を入れているのかもしれませんね。
アノレのオーディション倍率
今現在、オーディションは開催されていないアノレですが、もし開催することになったとしたら、どのぐらいの倍率になるのでしょうか。
最も有名な男性向けオーディションの代表格である「メンズノンノ」のオーディション、そしてアノレと同じく男性タレントを多数抱えている「ホリプロ」のオーディションを例にとって見ていきましょう。
2017年開催「第32回メンズノンノモデルオーディション」の倍率
数少ない男性向けオーディションの中で最も有名といっても過言ではないのが、大人気メンズ向けファッション雑誌「メンズノンノ(MEN'S NON-NO)」のオーディション。
男性が芸能界に入るための登竜門という見方もあり、今やドラマや映画に引っ張りだこの人気俳優、坂口健太郎さんや成田凌さんもメンズノンノ出身。
また、アノレ所属の柳俊太郎さんも、2009年のメンズノンノオーディションでグランプリを受賞されています。
(出典:メンズノンノ)
全国から集まった応募者総数は2,361名、その中で選ばれたのはたったの4名。
倍率は約472倍、合格率は約0.21%となります。
やはり、大人気ファッション雑誌のオーディション企画ですので、倍率も相当なものになっていますね。
2018年ホリプロ主催「メンズスターオーディション」の倍率
芸能事務所といったら「ホリプロ」とイメージされる方も多いほど、業界の中では最大手事務所の一つであるホリプロ。
2018年には、約8年ぶりに男性を対象としたオーディションが開催されました。
ホリプロ・男性オーディション、GPに群馬の中学生
「メンズ スター オーディション」の決選大会が行われ、群馬在住の中学3年生、鍛治原日向(かじはら・ひゅうが)さんが選ばれました。
ロングバージョンはこちら! https://t.co/jH8UZY9KUK#ホリプロ #メンズスターオーディション #鍛治原日向 pic.twitter.com/WJKkFzrXhr— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) January 13, 2019
今回のオーディション対象の年齢は、15〜22歳。
グランプリ受賞者はホリプロと専属契約がなされる他、藤原竜也さん主演の映画『太陽は動かない』に出演できることなどが決まっており、全国から応募者が殺到。
応募者総数は6,468名だったとのことですから、倍率は計算せずとも6,468倍。合格率に換算すると約0.015%となります。
芸能界のオーディションがいかに狭き門であるか、データが実証していますね。
大人気大手事務所が8年ぶりに開催したオーディションであったことも相まって、信じられない数字が叩き出されました。
「アノレ」のオーディション倍率
これまで「メンズノンノ」、そして「ホリプロ」のオーディションをそれぞれ見てきました。
名前の知れた大手雑誌・大手事務所ですので、合格するのは至難の技。倍率は約470倍〜6,500倍近くにもなっています。
アノレでオーディションが開催されるかはまだ分かりませんが、オーディション倍率が数百倍〜数千倍に上ることは、間違いなさそうですね。
またアノレは、正統派の綺麗目系モデルやタレントが多数所属する、メンズノンノやホリプロとは持ち味が異なります。所属タレントに求めるのは、ルックスや個性はもちろんですが、独特の雰囲気や空気感も必要になってくるでしょう。
もしかしたら、メンズノンノやホリプロ以上に、厳しい倍率となる可能性もあるかもしれません。
アノレのオーディション応募方法
オーディションが開催されることになったら、おそらく他のほとんどの事務所と同様に、必要書類を郵送またはWebフォームから添付という流れになるのではないでしょうか。
最低限提出が必要な書類は、
・履歴書
・写真2枚(顔写真アップのものと、全身写真)
この2つになるはずです。
アノレが募集するのは、ルックスが良く独特の空気感と存在感のあるモデルや俳優。
履歴書に力を入れて書くことも大切ですが、一番のポイントは写真です。
女性の場合、自然な笑顔で映ることが基本ですが、男性の場合"笑顔"というよりは目力を意識した真剣な表情、または微笑みぐらいに留めておく方が良いかもしれませんね。
また芸能界では、男性も当たり前のようにメイクをします。
肌色を明るく見せたり、眉毛を整えるだけでも全然印象が異なりますので、ほんの少しだけでも手を加えてみましょう。だからといって、もちろんやりすぎは禁物ですので、あくまで"整える"程度を意識するようにしましょう。
アノレのオーディション内容
1次審査:書類審査
オーディション選考にあたり、一番最初のハードルがこの書類審査になります。
提出した履歴書や写真を元に、
・この人はアノレ所属となった場合、活躍できそうな土壌が整っているか
・他の所属タレントに引けを取らず、強い存在感を持っているか
・これからのアノレを盛り上げていってくれそうか
おそらくこのような点が見られることになるでしょう。
アノレは芸能事務所としては比較的少人数ですが、浅野忠信さんや三浦貴大さんをはじめ影響力のある実力派俳優が在籍しており、業界の中では一目置かれている事務所。
2017年の騒動があってもなお、所属タレントはそれぞれに活躍の幅を広げています。
そんな折、新人タレントとして求められるのは、アノレの名をさらに広め、日本だけでなく世界にも通じるように盛り上げてくれるような素性を兼ね備えた人物なのではないでしょうか。
写真からでも応募の意思が伝わるよう、強い目力と存在感でアピールすることが大切になってくるのかもしれません。
2次審査:面接
書類審査を突破できたら、次に控えているのは面接。
通常、応募者の大半が1次審査(書類審査)で振るい落とされてしまうため、面接に進める方はほんの僅か。ですが、ここからが本番です。
書類審査に通ったということは、少なくとも紙面に掲載された情報に、新人採用を担当している方の興味をくすぐる何かがあったということ。
ですので、その期待を裏切ってしまわないよう、応募者は自身の魅力や特技、個性について、面接官に自分の言葉でアピールすることが必要になってきます。
また、面接は1回だけではありません。
最初は事務所の社員から始まり、役員、社長と、地位の高い方々と面接を重ねていくため、芸能界のオーディションでは面接が複数回にわたります。中には、4回、5回と面接をすることも少なくないのが現状です。
なので、
・自分がなぜこの事務所に入りたいのか
・憧れのモデルや俳優はいるか、いるのであれば誰なのか
・将来はどのようなタレントになりたいのか、どのようになっていたいのか
など、回を追うごとに突っ込んだ質問をされますので、きちんと自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個性派俳優やアーティストが所属する、芸能事務所アノレのオーディション情報についてご紹介しました。
<本記事のまとめ>
・アノレは1996年に設立された、個性派俳優を多数束ねる芸能事務所
・設立者は、浅野忠信さんの父親である佐藤幸久さん
・現在アノレのオーディション開催情報はあまり聞かないが、過去にはDeviewなどと合同で開催していた
・もしオーディションが開催されることになった場合、予想される倍率は数百倍〜数千倍に及ぶ
・応募方法はおそらく郵送またはweb応募
・オーディションの内容は、履歴書と写真による書類選考の後、面接という流れが一般的
アノレのオーディションがいつ開催されるかは分かりません。
ですが、貴重な機会を逃してしまわぬよう、オーディション情報サイトをチェックしておくなど、常にアンテナを光らせておくようにしましょう!